オープン直後にコロナ禍に巻き込まれた当館がどのようにコロナと向き合い、
どんな対策をした結果、5月以外全ての月で黒字を達成できたのかについて書いてきた2020年備忘録、
ラストはまとめということで、
①どういう思いでコロナと向き合って来たのか
②どんな対策をしたのか
③気づき
について、まとめていきたいと思います!
①どういう思いでコロナと向き合って来たのか
・早くから危機感を持ったこと(詳細は1-2月をご覧ください。)
当館は2/1よりコロナ対策として取り組んできました。早期から情報収集と対策を行うことができたのは、危機管理面からも良かったと思います。
・近い将来について「プランA,B,C」を想定したこと(詳細は3月をご覧ください。)
なんとかなるだろうという気持ちは一切捨て、最悪の状況を常に想定しながら動いておりました。1回目の緊急事態宣言も、事前に想定しておくことができたので冷静に対応できたと思います。
・常に前向きに、何でもやってみること
コロナ収束を願うだけで何もせずにいると、本当に終わってしまいます。今自分にできることを常に考え、思いついたアイデアをとにかく何でもやってみることが、成果に繋がったと思っております。
②どんな対策をしたのか
・コロナというウイルスについて、常に最新の知見を学び、コロナ対策に取り入れたこと
感染経路、感染力、効果的な対策などが日々更新されていきましたので、厚労省のHPを中心として確かな情報を素早く察知し、当館でも取り入れていきました。(真偽が不明瞭なネット情報は当てにしておりません。)
・変化するニーズに合わせた「集客」を行ったこと
元々は「気軽な価格・人との交流や出会い」がゲストハウスのニーズでしたが、コロナ禍を経て「安全・安心」というニーズが増えてきたと思います。そうした方に響くような集客施策を実施してきました。(やはり上の「コロナ対策明文化」が効果あったように思います。あとはマイクローツーリズムや密を避けるといったキーワードもよかったのではないでしょうか。)
・価格の値下げではなく、宿の価値を訴求できたこと
GoToトラベル等のキャンペーンに乗っかった安易な値下げによって集客を図ったのではなく、先述した「安全・安心」や「密を避ける」といった価値によって当宿を選んでいただくことができました。
③気づき
・「ゲストハウスは社会のインフラの一部」という存在意義に気づいたこと(詳細は4月をご覧ください。)
この気づきのおかげで、へこたれることもなく頑張れたのだと思います!
・閉塞感漂う世の中、奈良の歴史・文化・自然は人々の「癒し」になるんだということ
奈良に住んでいると当たり前に思う風景でも、他地域の方にとっては「憧れ」「癒し」になるのだと改めて気づきました。そんな場所で仕事ができて、本当に自分は幸せ者だなと常々思います。
・既存顧客を大切にするということ
一度目は「価格」を見てご宿泊いただく方も、二度目からは「快適」や「安全・安心」に納得されたからご宿泊いただいているわけで、それがどれほど心強いことなんだろうと気づきました。
・宿の長期的なビジョンや「こうありたい」という姿を描くこと
目の前のお客様や売上・利益を追い求めていては、今は良くても宿の将来に影響を及ぼします。宿として「こうありたい」という姿を描き、そこに向かってどのように進んでいくのかを考えることが大事だと気づきました。
備忘録シリーズはこれで終了ですが、今後もゲストハウス経営や運営・ビジョンなどについては、
違った切り口から書いていきたいと思っております。
またゲストハウス開業についても同様に、書いていくつもりです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!
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