noteという、各自が想いをブログ形式で綴る、今人気のサイトがあります。

(奈良移住シェアハウスつながりでは月に2回、noteを書いておりますのでよろしければこちらからご覧ください!)

3年ほど前から、同年代のとあるカフェオーナーのブログをnoteで見つけました。

毎日更新されており、ずっと楽しみに読んでおりました。

(奈良県外、近畿地方外のお店です。)

開業以来10年間、1日も休まずワンオペで運営をされ、

お客様との接し方、提供する商品やサービスへの想いなどがとても参考になり、

これまでに3度訪問し、たくさんお話をさせていただきました。

地域の方にも多く愛されていたお店だったと思います。

そんなお店が数カ月前、突然閉店しました。

ゲストハウスはじまり・和室個室
ゲストハウスはじまり・和室個室

閉店の理由は売上不振や経営難ではないそうで、

色々noteに書いてありましたが結局は「現状に限界を感じ、店に飽きた」ということでした。

閉店日の1週間前に突然告知し、最終日は多くの常連さんに見送られて、

後悔なくやりきった、と思えたとのこと。

しかし閉店から数か月後、新しい仕事の休日、大雨で1日中家にいた時に、

「そんな時にもお店に通ってくれた常連さんを思い出し、感謝の気持ちを感じていなかったことを後悔している」とのこと。

業種は違えど同じく一人でお店を運営する立場として、

これは絶対にやってはいけないことだと感じました。

ゲストハウスはじまり・洋室個室
ゲストハウスはじまり・洋室個室

すぐに閉店してしまった店や流行に乗っかっただけの店はともかく、

それなりに続いているお店には、所謂「常連さん」と呼ばれるファンの方がいらっしゃいます。

基本的に県外・市外の方、遠方の方にご利用いただくゲストハウスですら、

これまでで延べ1000名程常連さんがいらっしゃるのですから、

近隣を商圏とするカフェ業界では、恐らく売上の半数以上が常連さんだったのではないでしょうか。

「店舗運営で最も大事にすべきは、常連さんである。」という当たり前のことを、

1人で10年間毎日営業する内に、忘れてしまったんだろうなと思います。

ゲストハウスはじまり・和室大部屋
ゲストハウスはじまり・和室大部屋

当館が営業して、間もなく6年となります。

振り替えると、10回以上お越しいただいた方や毎週・毎月のようにお越しいただく方もいらっしゃれば、

5年ぶりに来たという方もいらっしゃいます。

もちろん1回目は橿原や八木に来る目的があり、泊まる必要があるからお越しになるわけですが、

2回目以降は「嫌だけど仕方なく泊まる」という方は今まで1人も見受けられず、

「前回の宿泊が心地よかったから」と、楽しみにお越しいただく方がほとんどです。

(あくまでも個人の所見なので間違っているかもしれませんが。。。)

もちろん1回目にお越しの方でも、ワクワクしてお越しいただく方もいらっしゃるでしょう。

誰かにワクワクしてもらえる、必要としてもらえるということは、

もはやお店は自分だけのものではない、ということなのです。

だからこそ、店のオーナーは責任を持って、目の前のお客様の期待に越えられるように

頑張る必要があるのです。

ゲストハウスはじまり・女性専用ドミトリールーム
ゲストハウスはじまり・女性専用ドミトリールーム

以前私が会いに行った際に

「たまに休みを取って旅をして、気分転換することは常連さんも反対しないと思いますよ」と言ったのですが、

それでも365日営業にこだわりつづけたようです。

その結果として、このカフェの常連さんは今どうなったのでしょうか。

「この店のコーヒーは日常に欠かせないもの」として通っていた方や、

「このオーナーと話すことで心が軽くなる」として通っていた方は、今どうなっているのでしょうか。

たまに休みを取って気分転換を図る、そして外出して刺激を得ることで、

改めてお客様に感謝の気持ちを持つことはやっぱり大事なんだと、気づかれました。

常連さんからの恩をお返しする一番の方法は、店を続けることですから。

ゲストハウスはじまり・男女混合ドミトリールーム
ゲストハウスはじまり・男女混合ドミトリールーム

閉店してから常連さんへの感謝の気持ちを述べても、もう遅いと思います。

なぜなら、多くの常連さんは既に他の気に入ったカフェを見つけて、

その店のことはもう過去のものになっていると思います。

これは当館でも同じことで、どれだけたくさんの常連さんに支えられていると言っても、

閉店したら、次第に忘れられていくでしょう。

このことは開業以来、ずっと心に留めていて、それがお店を続けるモチベーションになっております。

このカフェの方にも伝えればよかったと思いますし、

そんな機会を与えてくれなかったことに、残念だと感じました。

(私ももう会う機会がなくなってしまいましたしね。)

ゲストハウスはじまり・外観
ゲストハウスはじまり・外観

まとまらない話で申し訳ございません。

このカフェのオーナーを批判したかったわけではないのです。

言いたかったのは、

お店は常連さん含めたお客様と共にあるものであり、

続けられるのであれば、やはりお店は辞めてはいけない、ということでした。

楽しいお盆休暇中にこんなブログ、失礼いたしました。。。

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