ここ10日ほどですっかりと秋の気候へと変わった奈良。
10月から奈良中南部の神社仏閣で「特別拝観」が実施されておりますが、
(特別拝観情報については先月末のブログ「10月前半のオススメ!」「10月後半のオススメ!」をご覧ください。)
いよいよ11月は紅葉シーズン、秋本番を迎えます!
もみじだけでなくイチョウやバラ、ススキなど、様々な色を感じる11月は、
神社仏閣や史跡が最も彩られる季節でもあり、多くの方が奈良観光を楽しむ季節でもあります。
ということで今回は11月の奈良の魅力を、時系列でご紹介します。
(紅葉の目安は例年でのものになりますので、今年の情報は各自ホームページやSNSにてご確認ください。恐らく本年は見頃が遅くなることが予想されております。)
飛鳥池工房の謎に迫る特別展
飛鳥宮跡を中心とした明日香村の出土品が数多く展示されている「飛鳥資料館」。
11月5日(水)~12月14日(日)まで秋季特別展「古代技術の精華-飛鳥池遺跡-」が開催されます。
飛鳥池遺跡とは万葉文化館の下に実物が保存展示されており、
最古の貨幣「富本銭」を始め、金銀銅やガラスなど様々なものが生産されていた遺跡。
出土品がまとめて国の重要文化財に指定されたそうで、
それらを一覧で見ることができます。
以前に一度、当時造られていたガラス玉を見たことがあるのですが、
当時の技術力の高さに驚きました。
是非皆様も一度、ご覧になってみてください。
天川村・みたらい渓谷の紅葉(目安:第1~2週)
芸能の神様として知られる「天河弁財天神社」、
全長8kmもの大自然と滝を楽しめる「みたらい渓谷」、
修行の前に泊まる行者宿として栄えた「洞川温泉」や身を清めた「龍泉寺」など、
歴史と自然のパワーを感じる天川村。
11月上旬に例年紅葉が色づき、より魅力的なスポットになります。
奈良の平野部と比べて気温が低いので、防寒具をお忘れなく!
吉野山の紅葉(目安:第2~4週)
一目千本桜で世界的にも有名な吉野山ですが、実は紅葉が綺麗に見えるところもあります。
最初に色づくのは奥千本エリア、金峰神社近くにある「高城山展望台」へ向かう坂道の紅葉。
やや苔むした石垣と紅葉、そしてもみじの絨毯というコントラストがとても綺麗です。
見頃は11月中旬、第2週~第3週となります。
上千本にある「花矢倉展望台」からは、吉野山全体を見渡すことができます。
真ん中に見える大きなお寺は吉野山の中心「金峯山寺蔵王堂」。
30日(日)まで青鬼3体の「秘仏ご本尊特別御開帳」が開催中、
また天武天皇によって建てられた「桜本坊」では、
8日(土)~16日(日)まで「天武天皇ご神像・特別御開帳」が開催中。
特に金峯山寺蔵王堂の蔵王大権現は、一見の価値ありです!
11月中は吉野山ロープウェイ・奥千本行のバス、共に毎日運行されます。
吉野山散策はこちらのMAPをご参照ください!
談山神社の紅葉(目安:第3~5週)
中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新に向けた作戦を練った地に建つ「談山神社」。
境内には約3000本ものもみじがあり、
秋には「関西の日光」と言われるほど美しい紅葉を楽しむことができます。
境内の一番の見どころは何と言っても十三重塔!
世界で唯一の十三重塔の周辺には特に紅葉が多く、
塔にさりげなく紅葉が重なる姿が美しいです。
夜間ライトアップは11/14(金)~12/7(日)まで開催予定です。
(紅葉の状況によって変わる可能性もあるので、詳細は公式ホームページやSNSをご覧ください。確か昨年は延長されたはずです。)
そして談山神社の紅葉の詳細については以前のブログ「紅葉に染まる談山神社ご紹介」も要チェックです!
室生寺の紅葉(目安:第3~5週)
室生の厳しい自然の中にあり女人高野として知られる「室生寺」。
厳しい自然が故、日の当たり方の違いなどで色づきが均一ではないからなのか、
様々な色彩のもみじを同時に楽しむことができます。
そのコントラストが綺麗なんです!
静寂や修行の雰囲気が残る室生寺では、真っ赤すぎるもみじよりもこちらの方が似合う気がします。
そして12月7日(日)まで、国宝金堂にて特別拝観が実施中!
素晴らしすぎる国宝釈迦如来像などを間近で見れて、しかもスマホ限定で撮影することもできます。
特別拝観の様子は以前のブログ「室生寺・金堂の特別拝観へ行ってきました!」をご覧ください。
そして本年も夜間ライトアップイベントが開催されます!(詳細はこちら)
11月の土日祝、時間は17:00-20:00となります。
昨年行きましたが、普段の厳粛な感じとは違う幻想的な空間でした!
拝観の際は防寒具をお忘れなく!
岡寺の紅葉(目安:第4~5週)
明日香村の東側で村全体を見晴らせる場所にある「岡寺」。
日本初のやくよけ霊場であり、西国三十三カ所札所でもあるこのお寺も、
秋には紅葉が綺麗に色づきます。
こちらの特徴は何と言っても入口・仁王門近くの手水。
紅葉期にはもみじとビー玉を浮かべた手水は、インスタなどで映えると人気です!
入り口近くにありますので、お越しの際はご覧ください。
そして昨年から紅葉期にライトアップイベントが始まりましたが、
今年は「光の巡礼」として22-24、28-30日に開催されるようです!
趣向を凝らしたライトアップをされているようです!
長谷寺の紅葉(目安:第4~5週)
西国三十三カ所巡礼の第8番札所であり、通称「花の御寺」と言われる「長谷寺」。
季節に応じて様々な花が咲く中、11月には境内一面でもみじが赤く色づきます。
広い境内の至る所で紅葉があり、また見る場所・角度によって表情も異なりますので、
時間をかけて境内を散策いただくことをオススメします!
また奥之院ではもみじと共に、
月末~12月初旬にかけて冬に咲く桜のコラボレーションを楽しむことができます。
日本人として桜と紅葉を一度に見るのは贅沢なことですよね!
夏には紫陽花が設置されていた場所にはこちらの通り、菊の花が設置されており、
「菊回廊」として12月7日(日)まで楽しむことができます。
同時期には「御本尊十一面観音特別御開帳」「本坊大講堂特別公開」「秋季特別展・寺宝公開」が実施中ですので、
長谷寺詣りの際は是非こちらも併せて行ってみてください。
その他の開花・紅葉情報について
夏は風鈴でお馴染み「おふさ観音」で開催中の「バラまつり&提灯まつり」。
今年は10月末時点でまだほとんど咲いていないようなので、
11月いっぱい楽しめるかもしれません。
聖徳太子生誕の地にある明日香村の「橘寺」。
西門の近くにはこのような大きなイチョウがあります。
とても立派なイチョウの一本木、明日香村の原風景と良く似合います。
橿原神宮前駅から橿原神宮へ向かう参道にある大イチョウ。
11月中旬が色づく見頃となります。
三輪山を御神体とする大神神社の拝殿。
昔ながらの鳥居前にもわずかばかりですが美しい紅葉が楽しめます。
山一面がススキに覆われる「曽爾高原」。
ススキの見頃は11月いっぱい続きそうです!
曽爾高原のアクセスなどはこちらのブログをご参照ください。
11月は土日祝を中心に、既に満室という日も多数ございます。
旅の計画はお早めの方がよいかもしれません。
また日中は暖かくても朝晩は冷え込みますので、
寝具は暖かいものをご持参ください!
皆様のお越しをお待ちしております。
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