宇陀市にあり通称「女人高野」と呼ばれる「室生寺」。

3月30日~5月6日まで、国宝・金堂の外陣の中に入ることができる特別拝観が実施中です。

そして今回からはスマホ限定で、堂内の写真撮影が可能となりました!

個人的に最も好きな仏像の1つであり心がすーっと落ち着く場所。

昨日休みをいただき行ってきましたので、今回は写真と共にご紹介していきます!

(写真は全て4月23日に撮影したものを使用しております。)

金堂

室生寺・金堂
室生寺・金堂

受付を済ませ仁王門をくぐり、鎧坂と呼ばれる石段を登った先に金堂があります。

平安時代初期に仏像が安置されている部分が造られ、手前は江戸時代に増築されております。

懸け造りが立派な建物、国宝指定されております。

釈迦如来立像(国宝)

国宝・釈迦如来立像
国宝・釈迦如来立像

高さ234.8cm、榧の一本造りで平安時代初期の仏像。

肩から足下に向かって流れるような曲線の衣文と、色彩がはっきりしているところが特徴的。

少しふくよかなお姿と色鮮やかさはまるで命が宿っているかのようです。

そして元々は釈迦如来ではなく薬師如来だったことが過去の文献から明らかになっているそうです。

また後ろの「釈迦如来立像光背」も国宝。

ずっと見ていても飽きません。

薬師如来立像・文殊菩薩立像(重要文化財)

文殊菩薩立像・薬師如来立像
文殊菩薩立像・薬師如来立像

向かって右側が重要文化財「薬師如来立像」。

高さ164cm、桧の一本造で同じく平安時代初期の仏像。

袈裟の様子やふくよかな体はご本尊と似ているものの、こちらは少しずんぐりむっくりした印象です。

大人の渋い雰囲気のある仏像です。

そして左側が重要文化財「文殊菩薩立像」。

高さ205.3cm、桂の一本造で同じく平安時代初期の仏像。

帽子に文殊菩薩の特徴を感じることができます。

十二神将立像(重要文化財)

十二神将立像(左側)
十二神将立像(左側)
十二神将立像(右側)
十二神将立像(右側)

十二神将は元来、薬師如来の従者として十二方位を守護する武将であったそう。

現在金堂には右から「子神・丑神・午神・申神・威神・亥神」の6体で、他6体は宝物殿に安置されております。

高さは95~104cm、いずれも桧の一本造で鎌倉時代の仏像。

様々な表情があり、見ていて飽きません。

金堂全体
金堂全体

その他1時間に1度、僧侶の方によるお経と仏像解説を聞くこともできます。

特別拝観は入場料とは別に500円が必要となりますが、1000円払っても行く価値があると思います!

是非とも多くの方にご覧いただきたい、とてもとてもおすすめの仏像たちです。

国宝・五重塔と石楠花
国宝・五重塔と石楠花
鎧坂
鎧坂
本堂前の苔むした灯篭と石楠花
本堂前の苔むした灯篭と石楠花

そして境内では只今、石楠花が見頃を迎えております!

見頃は今月中までといったところ。

淡い色のお花が彩る室生寺は、この時期ならではの美しさがあります!

室生寺の後は「室生龍穴神社」「吉祥龍穴」もオススメ!

そちらについては以前のブログ(こちら)でご紹介しておりますのでご覧ください。

新緑が綺麗な本堂
新緑が綺麗な本堂

最後に、室生寺ではただいま

「自然に包まれる平安初期の貴重な堂塔 女人高野室生寺の境内整備・環境保全にご支援を」ということで

クラウドファンディングに挑戦されておられます。

ずっとこの美しいお寺を守っていただくため、必要なことだと存じます。

こちらが特設サイトになります。私も微力ながら支援させていただきましたので、

皆様にもご協力を賜れば幸いです。

ということで、本ブログでも雰囲気は伝わるかもしれませんが、

やはり現地で直にご覧いただき、空気を感じていただくのが一番!

是非お詣りに行ってみてください!!

(ただいま室生口大野駅から室生寺迄の道路の一部が土砂崩れの為通行止めとなっております。バスは迂回路を用いて室生寺周辺(室生郵便局前まで)へ行くことができます。詳細は奈良交通ホームページ(こちら)の運行状況欄をご確認ください。)

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