1ヶ月ぶりの開業マニュアルシリーズ第13弾、
今回は「開業はゴールではなくスタート」という言葉の意味について書いていきたいと思います。
「開業はゴールではなくスタートに過ぎない」。
ゲストハウスに関わらず全ての業種において、何かを始めようと準備する時には、
様々な人から必ずこのことを言われると思います。
開業から4年以上経った今、もし仮に今「ゲストハウスを開業したい」という方がいれば、
私も同じことを言うと思います。
ただその言葉に込めた意味については、業種ごとに、あるいは人それぞれ異なるようにも思います。
開業までには、物件検討、改装、事業計画、許可申請や融資など
乗り越えるハードルはたくさんあります。
本当に開業できるのかと不安になることもたくさんあると思います。
ただしその時は一つ一つのハードルが見えているので、乗り越えるために頑張る気力が湧いてくるのだと思います。
一方、開業後は乗り越えるべきハードルが
「継続する為に大切なこと」という抽象的なものになってしまう為、
ハードルが見えにくくなってしまい、大切なことが疎かになってしまいがちです。
なので私は「開業はゴールではなくスタート」という言葉に、
「継続させるために大切なことを、開業前からしておこう」という意味を込めたいと思っております。
ちょっとややこしくなってしまったかと思うので、
ゲストハウスに置き換えて書いていきたいと思います。
ゲストハウス経営において、宿を継続させていく(お客様に来ていただく)為には
以下の2つが必要となります。
①新規顧客を増やすこと
②リピーターを増やすこと
どうすれば新しいお客様に来ていただけるようになるのか、
あるいはどうすれば一度お越しいただいたお客様にリピートしていただけるようになるのか、
これらを開業してから考えているようでは、はっきり言って遅いです。
開業前のまだ時間に余裕がある段階で、しっかりと準備をすることが大切だと思っております。
私は①②、共に大切なこととして
「奈良のことをもっと詳しく知り、お客様のニーズに合った情報をお伝えすること」だと考えていたので、
開業前から周辺の観光スポットや季節の花を見に行き、写真を撮っておりました。
開業準備に追われながらも時間を見つけては行くようにしたことで、
新規顧客の獲得やリピーターさん作りに大きく貢献できたと思っております。
スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」は、私が読んだ数少ないビジネス書の1つですが、
第3の習慣「最優先事項を優先する」の中で、
「緊急ではないが重要なことを後回しにせず、優先して取り組むべき」という考え方があります。
(こちらにわかりやすく解説されておりますので興味ある方はご覧ください。)
開業前は申請や融資、改装などと「緊急で重要なこと」がたくさんあるため、
ついつい「緊急ではないが重要なこと」は後回しにしがちです。
これをゲストハウス開業に置き換えると、
観光地巡り、地元グルメ巡りやご挨拶、SNS投稿、noteなどブログ投稿などでしょうか。
これらをしないと開業できないというわけではありませんが、後々重要になってくることばかり。
開業がゴールなのであればこれらは必要ありませんが、開業はスタートなので、
開業と同時に来たお客様に100%のサービスをするためにも、
緊急ではないが重要なことを、開業前に考えて実行することが大切だと考えます。
少しややこしくなったかもしれませんが、
オープン初日だから拙くても許されるわけではなく、初日から100%の対応を目指すためにも、
何事も準備が大事だということです!
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