間もなく梅雨入りとなる6月の奈良。
観光業界は閑散期に入りますが、奈良には曇りがちな心をスカッとさせてくれる、
梅雨時期ならではのオススメスポットがたくさんあります!
今回はそんな魅力的なスポットをご紹介します。
旅のご参考にご覧ください!
大和三大観音・あぢさゐ回廊
西国三十三カ所巡礼の第6~8番札所として知られる「長谷寺」「岡寺」「壷阪寺」。
3つのお寺が合同で企画された「あぢさゐ回廊」が7月7日(日)まで実施されます。
元々地植えの(野生の)紫陽花が綺麗に咲くのですが、
それに加えて上記写真の通り、鉢植えのカラフルな紫陽花を楽しむことができます。
2022年に初開催され今年で3回目、
そして今年からは室生寺でも鉢植えの紫陽花が並べられているそう。
雨粒がついた紫陽花もまた綺麗です!
6月に行きたい歴史を感じる特別拝観やイベント
先程も紹介した「長谷寺」では、
7月7日(日)まで「御本尊十一面観音特別拝観&本坊特別拝観」が開催中です。
高さ10m超の仏様の足元まで入ることができ、御身足に触れて観音様とご縁を繋ぐという特別拝観。
特に5月はこの特別拝観に行ったという方が多かったように思います。
また毎朝6時半から事前予約なしで参加できる「朝の勤行」も人気、
境内の至る所に咲く地植えの紫陽花は、6月中旬~下旬が見頃です!
同じく先程ご紹介した「岡寺」では、
6月30日(日)まで、御本尊の如意輪観音坐像をすぐ側で見ることができる「本堂内々陣特別開扉」が開催中です。
こちらは粘土でできた「塑像」であり、塑像としては日本最大の約4mの高さの仏様です。
拝観料のみでご覧いただけますので、あぢさゐ回廊とセットでご覧ください!
こちらも同じく先程ご紹介した「壷阪寺」では、
7月7日(日)まで「壷阪観音お身拭い特別参拝と二大塔初層同時開扉」が開催中です。
特にお身拭い特別参拝は、ご本尊千手観音菩薩像を特別な布で拭き身を清めるというもの。
眼病平癒のご利益に良いお寺です!
奈良県内の考古学調査を手掛ける橿原考古学研究所が運営する「橿原考古学研究所付属博物館」。
6月16日(日)まで、全国の家型埴輪を集めて展示する「家型埴輪の世界」展が開催されております。
当時の建築様式を表す貴重な家型埴輪ですが、なかなか一同で見れる機会は少ないようです。
埴輪や古代の建築に興味のある方は是非どうぞ!
常設展示も奈良県内の旧石器時代からの出土品がこれでもかというぐらい並べられておりますので、
見応え十分です!
明日香村にあり古墳内部から壁画が発見された「キトラ古墳」。
国宝指定された壁画の内、「青龍」「白虎」の実物が見れる「壁画の公開」が、
6月16日(日)までキトラ古墳に併設されている四神の館で開催されております。
基本は事前予約制ですが枠に空きがあれば当日飛込参加もオッケー!
なんと無料でご覧いただけますので、こちらから空き状況をご確認の上でご覧になってみてください!
大化の改新の作戦を練った地であり、唯一の木造十三重塔がある「談山神社」。
6月1日(土)~7月30日(火)まで観音堂にて「秘仏・談峰如意輪観音菩薩坐像」が特別公開されます。
足腰健脚にご利益があるようで、ボランティアの方による説明をその場で聞くこともできます。
境内の新緑も本当に綺麗ですよー!
三輪山を御神体とする日本最古の神社「大神神社」では、
6月21日(金)~7月7日(日)まで拝殿前に「みわの茅の輪」が設置されます。
上半期の罪・過ちを祓い清め、元気に健やかに下半期を過ごすための古くからの儀式。
恐らく各地の神社でも行われるかと思いますが、やはり日本最古の大神神社で祓いたいものです。
6月だからこそ輝く花たち
橿原市内の古い住宅街の中にある「おふさ観音」。
6月末まで、約4000株のバラとカラフルな提灯がコラボした「バラ&提灯まつり」が開催中です!
既にバラは見頃を迎えており、まだしばらく楽しめそう!
境内に漂う甘い香りが気持ちを穏やかにさせてくれます。
先程もご紹介した「大神神社」境内の祈祷殿近くにある「ササユリ園」。
古来は三輪山付近でたくさん咲いていた花も近年は希少なものとなってしまい、
そのササユリを保護する為に作られたササユリ園が
6月18日(火)まで公開され、希少なササユリを見ることができます。
大神神社・摂社の率川神社ではササユリを神にお供えする儀式がある程大切な花だそう。
今我々が見れることに感謝して、ゆっくりと拝みたいものです。
橿原神宮の近くにあり聖徳太子の弟が創建したとされる「久米寺」。
こちらは紫陽花が有名で、境内奥に「あじさい園」があります。
まだ公表されておりませんが例年通りだと6月10日前後から紫陽花を楽しめるようになりそう。
すぐ側に近鉄南大阪線が通っている為、紫陽花と車両を撮影されている方も多くいらっしゃいます!
京都の仁和寺から移築した多宝塔と紫陽花のコラボも良い感じです!
雨だからこそ行きたい、龍神様が棲む室生の里へ
最後は雨の日だからこそオススメしたい場所、室生。
元々この地には水の神様である龍神様が棲むとされており、かつては朝廷から雨乞いの使者が送られていたそう。
山深いこのエリアは本当に静寂で空気が張り詰めた場所であり、
苔むす石が濡れた様子や山に架かる霧が何とも絵になる、唯一無二の雨が似合う空間です。
ここは晴れた日よりも雨の日の方が魅力的な場所だと、自信を持ってオススメできる場所。
特に室生寺には、是非この6月に行ってみていただきたいと思います!
このように奈良中南部の6月は魅力的な場所がたくさんあります!
ただし観光全体が閑散期であり、この辺りも人が少なくゆっくり巡ることができる季節!
まだまだお部屋に空きはございますので、是非奈良旅をご検討ください!
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