今年初の本シリーズ!(いつも久々と書いてる。。。)
今回はゲストハウスを運営するにあたって誰もが考えるであろう「体制」についてのお話しです。
当館は開業以来ずっと私一人、ワンオペで運営しております。
誰か誘って一緒にしようかと考えたこともありましたが、
冷静にメリット・デメリットを比較検討し、一人の方が自分に向いてると判断しました。
そこで今回は自分の経験や考えうる限りにおいて、
「①ワンオペ」、「②2名以上の共同運営」、「③オーナーとしてスタッフを雇用する」という3つのパターンにおいて、
それぞれメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

①「ワンオペ」のメリット・デメリットについて
メリット
・人件費がかからず固定費が削減できる。
・自分が決めたことを、思い通りに実行することができる。
・休みなど仕事のペースを自分で決めることができる。
・宿のカラーを自分で決めることができる。
・いつも同じ人がいるという安心感を、お客様に感じていただくことができる。
デメリット
・多店舗展開を目指すことが難しい。
・悩みや相談をする相手がいない。
・予約ビジネスの為、突発的な私用での休みが取れない。
・1日のほぼ全てを仕事に費やすため、その他の仕事や趣味の時間が取りにくい。
・全ては自分次第であり、何があっても誰かが庇ってくれるわけでもない。

②「2名以上の共同運営」のメリット・デメリットについて
メリット
・経営方針やポリシーをメンバー間でとことんまで話し合って決めることができる。
・自分一人だけで責任を背負うわけではないので少し気が楽になる。
・メンバーの雰囲気や空気感を宿のカラーにすることができる。
・多店舗展開を目指すことができる。
・1人に何かあっても、他のメンバーでフォローをすることができる。
デメリット
・意見の食い違いがあってもメンバー間だけで乗り越えていかないといけない。
・常に同じ方向を向いていられるようメンバー間でコミュニケーションを取り続けないといけない。
・メンバーの数だけ人件費がかかるので、固定費が高くなる。
・責任の所在が不明瞭になりやすい。
・予約ビジネスの為、突発的な私用で休みを取ることができない。

③「オーナーとしてスタッフを雇用する」のメリット・デメリットについて
メリット
・清掃や接客応対などを任せることで自由な時間が増える。
・プライベートでの変化(結婚・出産など)や突発的な私用に対応しやすい。
・宿運営以外の仕事ができる。
・多店舗展開を目指すことができる。
・良いスタッフに恵まれれば、自分だけでは出せない宿のカラーが出る。
デメリット
・常にスタッフのオペレーションとシフトへの対応をしないといけない。
・人を雇用することになるので固定費が高くなり、また事務作業も増える。
・スタッフの行動の全責任はオーナーが取らなければならない。
・スタッフの色が強くなると、自分のやりたかった宿ではなくなる恐れがある。
・対応するスタッフが変わるとリピーターさんの安心感がなくなる。

客観的に見たメリット・デメリットを書いてみました。
私は①しか経験しておらず、②や③の立場になったことがないので正しいかどうかはわかりませんが、
開業前に色々調べてメリット・デメリットを比較検討し、
結果的に①、一人で運営することになりました。
どれが正解というものはありませんので、自分に合う形を選んでいただき、
後悔のない選択となるよう祈っております!
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