ゴールデンウィーク明けも新規感染者数が落ち着いていることから、
ここ最近、マスク着用緩和の議論が盛んになってきたように思います。
そして先日、厚生労働省より、
「屋外であれば人との距離が確保できなくても、会話なしならマスク不要」
「屋内でも2m以上の距離・ほとんど会話なしならマスク不要」といった見解が出されたようです。
当館のコロナ対策文章にも書いておりますが、
感染経路が「飛沫・エアロゾル・接触感染」であることは発生当初から何も変わらないわけで、
経路に関係のない場面でのマスクは不要であると、改めて発表があったということになります。
とはいえコロナ以前の日常を取り戻すという意味で、国がこのような見解を示したことは、
日本という国の特徴を鑑みると一歩前進ではないかと思います。
ただしマスク不要の議論よりも先に、国にはやるべきことがあるのではないかと思います。
それは「日常を取り戻すために、感染対策を取った上で積極的に外に出かけましょう」と
国やリーダーがメッセージを発信することだと思っております。
「いや、ゴールデンウィークは制限がなかったじゃないか」と反論がありそうですが、
不要不急の外出自粛などの制限がないだけで、行きましょうとは一言もなく、
「感染対策を取った上で、行きたい人は行っても良い」というスタンスでした。
これでは、どんどん外に出ようという積極派と、まだまだ怖いという慎重派の
溝は更に深まるばかりだと思います。
我々事業者として観光需要回復の為にお願いしたいことは、
「慎重派の方々(ずっと外出していない方)に外出を促すような働きかけ・メッセージを出していただくこと」です。
仮に積極派6割:慎重派4割だとすると、
今のままだと積極派の方が普通に外出するだけでは、コロナ前の6割しか回復しません。
よって慎重派の方に安心感を与えるような、具体的なメッセージを出すことが、
国やリーダーに求められていることではないでしょうか。
経口薬の普及(今どうなっているのかわかりませんが。。。)や国産ワクチンの承認、
かかりつけ医での迅速な検査体制の確立、そして2類指定からの引き下げなど。
こうした具体的な対策をきちんと説明いただくことにより安心感を与え、
そして日常生活を取り戻すという観点から
「感染対策を取った上で、リスクの高くないところへ積極的に出かけましょう」というのが筋であって、
その手順を飛び越えて「マスク不要」という議論をすることは、
慎重派の方をより慎重にさせてしまうだけなのではないでしょうか。
あまりこういう政治的なことをブログに書きたくなかったのですが、
最近の流れを見ていて書かずにはいられないと思いました。
当館では引き続き、館内でのマスク着用などの基本的な感染対策をお願いすることに変わりはございません。
慎重派の方にも安心していただけるようなゲストハウスでありたいと思っております。
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