奈良中南部の夏を彩る藤原宮跡・蓮の花畑。
大和三山に囲まれ、周囲に高い建物がない為空が広いこの地に咲く蓮は、
まさにここにしかない本当に綺麗な風景です。
そんな藤原宮跡の蓮、昨日朝様子を見に行ったところ、
既に一部で見頃を迎えつつありました!
今回はその様子を写真と共にご紹介していきたいと思います。




奥に見える山は、大和三山である畝傍山(うねびやま)、香具山、耳成山。
そして1枚目の左にいくつか見える赤いものは、
かつての藤原京にあった「朝堂院東門」の跡地に設置されている柱のモニュメントです。
まだ敷地全体のわずか7%しか終わっていない発掘調査ですが、その発掘調査により、
この場所に朝堂院東門があったことが判明しました。
藤原宮跡がただの広場ではなく、かつて日本の中心だったことがわかります。

藤原宮跡の蓮畑には、3つのエリアがあり、
上図の通りそれぞれで咲く種類が異なります。
現在開花が進んでいるのは「北エリア(上図だと一番下)」。
「中エリア」「南エリア」ではまだ、開花は数える程でした。



下記は藤原宮跡全体の案内図です。
図の中に書かれている「ハナハス」というところが、蓮の花畑になります。
駐車場は無料、DかFに駐車されるのがオススメです。
蓮畑横の道は大変狭く、こちらに駐車はできませんのでご注意ください。
自転車の場合は蓮の花畑近くまで進み、ベンチの近くのスペースに駐輪することができます。
いずれにしても近くにお手洗いやお店はなく、日陰ですら限られた場所にしかないので、
暑さ対策はくれぐれもお気を付けください。

最新の開花状況は、橿原市ホームページ(こちら)からチェックできます。
蓮の花はお昼ごろには閉じてしまいますので、午前中に行っていただく必要があり、
また雲間のない晴れた日であれば11時過ぎから花の形が崩れてきますので、
なるべく早い時間に行っていただくのがベストです!
当館にご宿泊いただいた方にはレンタサイクルをお貸ししており、
自転車だと約15分で到着します。(平坦な道です。)

まだ始まったばかりの暑い夏。
暑い暑いとクーラーの下で過ごすのも良いですが、
まるで極楽浄土のような奇跡の風景に出会えるのは、夏ならではです。
(仏像の多くが蓮の花の上にいらっしゃるように、仏教では極楽浄土に咲く花とされております。)
いつもより少し早起きをして、まだ涼しい早朝に自転車で出発、
耳成山を背にしながら見慣れぬ道を自転車で走り、
蓮と藤原宮跡の絶景に癒されて、旅先での一日が始まる。
こんな贅沢なことが、あっても良いと思います!!
見頃は恐らく来週~7月後半まで、
自分へのご褒美として、この非日常体験をどうぞご堪能ください!
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