梅雨入りしたのも束の間、真夏が一気にやってきたような日々がやってきました。
今週は雨模様ながら最高気温は30℃越えとなります。
夏の奈良は暑いので、奈良へ旅をしてもついつい出発が遅くなりがちという方もいらっしゃいますが、
それはあまりにもったいない!
夏の奈良中南部には、早朝だからこそ楽しめる今しか見れない光景があります。
奈良に宿泊し、早起きした方だけのご褒美!
今回は夏の早朝にオススメしたいスポットを3つ、ご紹介します。

1.藤原宮跡・蓮の花畑
一つ目にご紹介したいのは、当館から自転車で約10分、
藤原宮跡の一角に咲き誇る「蓮の花畑」です。
仏教では極楽浄土に咲く花と言われ、多くの仏像(坐像)は蓮の上にいらっしゃるほど。
鉢植えに咲く蓮はよく見かけますが、群れで自生している蓮は珍しく、
しかもそれがかつて日本初の都があった地に咲くという奇跡。
大和三山を臨みながら見る蓮の花は、奈良の魅力が詰まった極上の景色です。

ではなぜこの景色が早朝にピッタリなのか。
なぜなら蓮の花は午前中しか咲かないからです。
そして日影がほぼない広々とした蓮畑は、もう8時ぐらいから暑くなり始めて、
9時にはもう30℃を越えてくると思われます。
つまり花が開いた後の7時台が最も快適に、綺麗な蓮をご覧いただけると思いますのでオススメです!
※蓮の開花状況はこちらよりご確認ください。

2.天河弁財天神社
続いてご紹介したいのは「天河弁財天神社」です。
日本三大弁財天の1つであり「神様に呼ばれないといけない」と言われるほど
パワースポットとされる神社であり、簡単に行くことはできません。

しかし早起きをして、下記の通りに行けば、なんと半日でお詣りすることができます!
7:49 近鉄「大和八木駅」→橿原神宮前行きの電車に乗車
7:55 「橿原神宮前駅」にて、吉野線吉野行きに乗り換え
8:00 「橿原神宮前駅」→吉野行きの電車に乗車
8:32 「下市口駅」下車
(上記は土日時刻表、平日は7:45大和八木駅→8:35下市口駅があります。)
8:47 「下市口駅」→奈良交通バス「中庵住」行きに乗車
9:50 「天河大弁財天社」にて下車、下車後徒歩約5分で到着
天川弁財天神社にて約1時間程滞在後、バス停「天川川合」まで一本道を徒歩約40分かけて戻る
11:39 奈良交通バス「天川川合」→下市口行きのバスに乗車
12:35 「下市口駅」到着

この工程だと半日で、神様から天河弁財天神社へ呼ばれたことになりますね!
その後に飛鳥や奈良市内へ観光に行くこともできますし、
「天川川合」バス停から「洞川温泉」や「みたらい渓谷」へ行くこともできます。

こちらが天川村関連のバスの時刻表です。(2024,2,1付、最新のものは奈良交通ホームページにてご確認ください。)
朝の一本を逃すともう午前中は天河弁財天神社行きのバスがないので、
6時半起床、7時半出発で行きましょう!

3.長谷寺・朝の勤行
長谷寺は「花の御寺」ということで、牡丹・紫陽花・桜など
四季折々のお花を楽しむお寺という認識の方が多いかと多いかと思いますが、
7世紀後半~8世紀前半に道明上人、徳道上人によって創建された由緒あるお寺です。
中でも千年以上続く「朝の勤行」は、15年前から一般公開された祈りの時間。
早朝の静寂に包まれた本堂にこだますお経と太鼓と鐘の音は、
心が無になり凛とした気持ちになれます。
しかも朝の勤行に参加された方は、期間問わず年中ご本尊十一面観音様の足元まで入れる特別公開を受けることができますよ!

4~9月は6:30から、10~3月は7:00から始まる朝の勤行は、
当館がある大和八木に宿泊していても参加することができるのです!
近鉄「大和八木」駅→近鉄「長谷寺」駅までは乗り換えなしで約10分。
5:52 大和八木駅→伊勢中川行き急行に乗車
6:02 長谷寺駅到着→徒歩で長谷寺へ(約20分)
※平日は5:51発となります。
5時に起床することが必要となりますが、
苦労してでも行く価値は大いにあります!!
※長谷寺の3枚の写真は、本日参加した朝の勤行時のものです。朝からお祈りとお詣りをして帰ってきてもまだ9時半です!有意義な一日を過ごすことができます。

いずれも普段の生活ではもちろん、
一般的な奈良観光では味わえない「非日常」なスポットばかり!
奈良の奥深さを感じるためにも、早起きをオススメします!!
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