当館は、所謂高齢者(60歳以上)の方のご宿泊が多い傾向にあります。
幅広い方にご利用いただいていること、とても有難く思います。
突然ですが今回は高齢者でゲストハウス宿泊に「向いている方」について
考えていきたいと思います。
向いている方の特徴について
1.違いを受け入れ、楽しめる気持ちがある方
ホテルや旅館などとゲストハウスとでは、同じ宿泊施設と言っても違いがあります。
アメニティの有無、オーナー・スタッフや他の宿泊者様との距離感、原則セルフサービスなど。
上げ膳据え膳の対応というよりは、アットホームでフレンドリーな雰囲気が
ゲストハウスの特徴です。
今までのホテルのサービスとは異なるマナーやルールに戸惑うこともあるかと思いますが、
違いを受け入れ、むしろ違いを楽しむ気持ちを持っていただけると、
ゲストハウスでの宿泊がより快適になると思います!
2.多様な価値観を認める寛容さがある方
ゲストハウスには本当に色んな方が来られます。
国籍・年齢・性別だけでなく、各自の価値観は千差万別であり、
日常生活では絶対に出会えないような方と交流できることは、ゲストハウスの大きな魅力だと感じております。
自分の価値観を相手に押し付ける、または説得することが交流ではなく、
様々な価値観に触れて、認め合うことから交流は始まります。
そうした寛容さがある方は、ゲストハウスに向いていると思います。
3.最低限の身だしなみと他者への思いやりを持てる方
ホテルなどと異なり、ゲストハウスは水回りなどが共有となっております。
(ドミトリールームでは寝室も別の方と共有することになります。)
ホテルのように個室で全て完結するわけではないからこそ、
ホテル以上に身だしなみには気を付けていただきたいと思います。
パンツ一丁で廊下に出る、不衛生で異臭のする服を着る、洗面台をビショビショに汚す、
いびきがうるさいという自覚がありながらドミトリールームに泊まるなど。
「他者がいる」「他者に見られる」ということを多少なりとも意識することが、
ゲストハウスに溶け込むためには必要だと思います。
4.能動的に旅を楽しむことができる方
昭和の時代の「団体旅行」「ツアー旅行」は、
申込さえすればあとは旅行会社におまかせというもので、言われたとおりに行動するという
受動的なものだったかと思われます。
最近はこうした形態から「個人旅行」「行きたいところに行く旅」が増えつつあることで、
宿や交通手段、目的地や食事などを自分で決める必要が出てきました。
「宿へのアクセスがわからないのは宿のせいだ」「なぜこの情報を教えてくれなかったのか」
などと誰かを責めるのではなく、能動的に色んな事を調べ、わからなければ積極的に聞くという姿勢が、
旅をもっと楽しいものにしてくれると思います。
何故この話をしたのか
今回このような話をしてまで言いたかったことは、
まだゲストハウスに慣れていない高齢者の方には是非、
事前にゲストハウスのことを理解していただいた上で予約いただきたいということです。
上げ膳据え膳、お客様は神様といったサービスがあるわけではなく、
原則セルフサービスで他人とシェアするからこそアットホームな場所であるということを
事前にご理解いただければ、お客様ももっとゲストハウスでの滞在が楽しくなりますし、
こちらも気持ちよく応対することができます。
そういう空間をゲストハウスはじまりでは作っていきたいと、強く感じる今日この頃でした。
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