前回からの続きです!
前回のブログをまだお読みでない方は、こちらからご覧ください。
「ダイナミックプライシング」と呼ばれる、需要に応じて価格が大きく変動する
宿泊業界特有の手法によって、高騰する宿泊価格についていけない日本人の
旅離れが始まるのではないかと書きました。
とはいえ様々なモノの値段が上がっており、人件費や光熱費、
その他にも様々な仕入れの値段が上がっている昨今、
身を削ってまで我慢して価格を維持することが得策だとは思いません。
私は「原価やコストの上昇に伴う、サービス水準を維持する為の値上げ」は賛成です。
この値上げの場合は、仕入れ価格やコストがどれぐらい上昇した、という説明ができます。
以前にもこちらで書きましたが、私は「理由のない(説明できない)値上げ」は絶対に致しません。
また連休や土日とその他平日で価格を変えるというのも、私としては説明ができないので致しません。
そして特定のお客様やリピーターさんに値段を変えるということも好きではありませんので致しません。
(連泊の場合に200円割引しているのは単純にシーツ代が浮くからです。)
「〇〇を提供する為に仕入値が●●円上がったので、宿泊価格を××円上げる」という説明ができること。
情報公開ではないですが、信頼関係の為にも説明することが大事なのかなと思います。
ここだけの話ですが、
12月以降の価格について、本年7月の電気代を参考にしようと思っておりました。
というのも報道などによると、光熱費高騰対策として電気供給事業者に出ていた補助金が、
本年6月まででいったん終了し、8月から2ヶ月ほど再開したとのこと。
つまり7月は補助金が出ていない状況だったわけです。
そして7月は既に暑くクーラーをガンガンつけていたので、どうなるのだろうと思っていましたが。。
請求額を見るとなんとビックリ、既に補助金が出ていた昨年とほとんど変わりませんでした。
夏よりももっと電気代を使う冬に向けて、7月の結果を理由として値上げを考えようと思っておりましたが、
変わらないのならば、12月以降も同様に値上げをする必要がないという判断に至りました。
(その他の費用、家賃・各種手数料などは変わりません。)
※こちらの補助金が石破新政権になりどうなるのかはまだ分からず、
暖房により使用量が増える12月以降も継続されるのかはまだわかりません。
とはいえ待っていられないので、翌2月までの価格は現状維持となりますが、
電気代の様子を見て、翌年3月以降の価格をどうするかは検討したいと思います。
思えば最近当館に初めてお越しの方は、ゲストハウス自体に初めて泊まるという方がまた増えてきました。
聞くと、近くのホテルは価格が上がりすぎてもう泊まることが難しくなった為、
ウチを探して泊まってみることにしたとのこと。
別の方は、京都や大阪ではドミトリーでも3000円台を探す方が難しくなっており、
5000円を超えるところも珍しくないようです。
その為、本来は3泊したかったが2泊にした、という話も聞きます。
最近は「富裕層にお金を落としてもらう」為として、高級ホテルを建設するような話が多いですが、
実質賃金が上がらない大多数の方を切り捨てるような施策が、
果たして日本の将来にとって良いのかは疑問です。
そういう意味では、ほぼ全てのホテルや旅館が高騰している今は、
ゲストハウスはある種「最後の砦」なのかもしれません。
開業当初とは違い、本当に多くのリピーターさんにお越しいただいている今は、
もはやゲストハウスはじまりは私だけのものではないと強く感じております。
愛してくださる皆様の為にも、ゲストハウスはじまりが長く続いて行けるように頑張っていきたいと思います!
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