奈良中南部には世界遺産「吉野山」を始め、多くの桜の名所があります。

歴史と文化に溶け込む桜を見ようと多くの方が国内外問わずにお越しになる季節、

やはり気になるのが「桜の見頃はいつなのか」という点だと思います。

そこで今回は、2月8日時点で日本気象株式会社が発表した「第3回開花予想」と、

昨年のデータを基に、今年の見頃の時期を探っていきたいと思います。

日本気象株式会社・2024年第3回桜開花予想
日本気象株式会社・2024年第3回桜開花予想

2月8日時点の予想ではこのようになり、全国的に平年並みか平年よりも数日早い予想となります。

大阪や奈良市の開花予想は平年より3日程早く3/25、そこから約1週間後の4/1に満開となっております。

(詳細はこちらをご覧ください。)

昨年も2月末での桜開花予想に関するブログを書いたのですが(詳細はこちら)、

昨年の予想でも今年と同じく、開花3/25、満開4/1となっておりました。

今後の気温如何にもよりますが、概ね昨年と同じような状況なのではないかと予想されます。

では昨年の桜の様子を、写真と共に見ていきましょう。

藤原宮跡(2023,3,19)
藤原宮跡(2023,3,19)

まずは3月19日の藤原宮跡の様子です。

左に見える木は全て桜なのですが、まだこの頃は開花しておりませんでした。

ちなみに菜の花は桜より先に綺麗に咲いておりました。

甘樫丘展望台(2023,3,22)
甘樫丘展望台(2023,3,22)

続いて3月22日、明日香村にある甘樫丘展望台。150m弱の小高い丘の上にあります。

こちらは例年桜の開花が早いのですが、昨年は22日に既に満開に近い状態でした。

大和三山を見晴らす景色と桜が、古代の香りを感じました。

耳成山公園(2023,3,27)
耳成山公園(2023,3,27)

次は当館より徒歩5分、耳成山の麓にある耳成山公園の様子です。

あっという間に満開となっておりました。

満開予想は4/1でしたが、確実にそれよりも早かったです。

吉野山下千本・七曲坂(2023,3,29)
吉野山下千本・七曲坂(2023,3,29)

そして2日後に訪問した吉野山。

吉野山の中で早く開花する下千本はご覧の通り既に満開でした。

吉野山・吉野朝宮跡(2023,3,29)
吉野山・吉野朝宮跡(2023,3,29)

金峯山寺蔵王堂の境内から少し下ったところにある吉野朝宮跡の多宝塔周辺でも、

このように綺麗な枝垂れ桜が咲いておりました。

金峯山寺蔵王堂・本堂(2023,3,29撮影)
金峯山寺蔵王堂・本堂(2023,3,29撮影)

蔵王堂本堂の前の桜は

見頃まであと少しという状態でしたが、、、

吉野山・一目千本(2023,3,29)
吉野山・一目千本(2023,3,29)

金峯山寺蔵王堂と同じ中千本エリアにある一目千本から見る桜は

既に見頃に近い状態でした。

吉野山の満開予想が4/3前後だったので、1週間ほど予想より早かったように思います。

(4/7に吉野に行った方は、雨の影響もあり既に中千本エリアはほとんど散っていたそう。上千本・奥千本エリアにはまだ残っていたとのことでした。)

高見の郷(2023,4,13撮影)
高見の郷(2023,4,13撮影)

最後に東吉野村の山奥にある枝垂れ桜で有名な「高見の郷」。

こちらは平野部でのソメイヨシノなどの開花より10日~2週間遅れて見頃を迎えます。

4月13日に伺った時は満開で、ただピークは少し過ぎたような様子でした。(凄い花吹雪でした。)

満開のピークは4月10日ごろだったように思います。

高見の郷・休憩所(2023,4,13)
高見の郷・休憩所(2023,4,13)

ということで昨年を振り返ってみると、

橿原市や明日香村などの平野部だけでなく、吉野でも3月末には見頃を迎えており、

4月2週目以降(4/8以降)はもうほとんど散っておりました。

もちろんここからの1ヶ月の気温次第で変化しますし、

桜以外にも魅力はたくさんありますが、

奈良の桜、ということならば、3月25日~4月6日ぐらいまでが良いのではないでしょうか。

どうなるかわかりませんが、ご参考までにご検討いただければ幸いです。

(実際にこの期間は既に多くの予約をいただいており、満室の日もあります。ご検討はお早めにお願いします!)

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