早いもので本年もあとわずかとなりました。

年末年始は皆様いかがお過ごしでしょうか。旅をされる方も、旅が叶わなかった方もいらっしゃるかと思います。

年明けの奈良は初詣にピッタリな神社や、

1月ならではのイベント・自然・花を、ゆっくりとお楽しみいただけます。

今回はそろそろ始まるであろう年末年始休暇中に旅の計画の参考になればと思い、

少し早めにオススメを紹介したいと思います!

はじまりの地・奈良で一年の平穏を祈る

橿原神宮初詣・拝殿(2023,1,5)
橿原神宮初詣・拝殿(2023,1,5)

橿原神宮初詣・本殿(2023,1,5)
橿原神宮初詣・本殿(2023,1,5)

本年は三が日で約120万人もの参拝者が訪れた「橿原神宮」。

初代神武天皇が建国をしたはじまりの地での初詣は、格別なものがあります。

5日以降は写真の通り人も落ち着き、騒々しさもなく落ち着いてお詣りができると思います!

拝殿の奥、普段は立ち入ることができない場所にも入ることができて、

特別な時間を過ごすことができます!

大神神社初詣・拝殿(2023,1,1)
大神神社初詣・拝殿(2023,1,1)
大神神社初詣・駅から向かう参道(2023,1,1)
大神神社初詣・駅から向かう参道(2023,1,1)
大神神社・鳥居と門松(2020,12)
大神神社・鳥居と門松(2020,12)

国造りの神・大物主大神を三輪山に祀る日本最古の神社の一つ「大神神社」。

こちらも三が日で約50万人が訪れる人気の神社、圧倒的なパワーを感じる場所です。

元旦の朝にお客様が参拝された時の写真を載せておりますが、大混雑という程ではない模様。

こちらも5日を過ぎるともう少し落ち着いてのんびりとお詣りできそうです。

(三輪山登拝は1月9日からとなりますのでご注意ください。)

長谷寺・観音万燈会(2023,1,1)
長谷寺・観音万燈会(2023,1,1)
長谷寺・舞台からの初日の出(2023,1,1)
長谷寺・舞台からの初日の出(2023,1,1)

通称花の御寺としても知られ、登廊や初瀬の山を望む舞台、十一面観音が有名な「長谷寺」。

こちらでは12月31日の19時~翌5時、1月1日~3日の17時から20時、

登廊と本堂に灯りがともり新年を祝う「観音万燈会」が行われます。

こちらもお客様からいただいた写真なのですが、初瀬の舞台から見る初日の出は凄そう!

他にも新年を祝う様々な法要がありますので、詳細はホームページをご覧ください。

安倍文殊院・本堂(2022,1)
安倍文殊院・本堂(2022,1)
安倍文殊院・合格門(2022,12)
安倍文殊院・合格門(2022,12)
安倍文殊院・干支の花絵(2022,12)
安倍文殊院・干支の花絵(2022,12)

日本三大文殊の一つ、国宝渡海文殊菩薩群像を祀る「安倍文殊院」。

学業成就にご利益があることから、受験生やその家族の方が毎年多く参拝され凄い数の絵馬がかけられております。

境内に小高い丘があり、合格門という縁起のよさそうな門をくぐって登ると、

今年の干支をパンジーなどで描いた大きな絵を見ることができます。

既に辰の絵に替わっているようですよー!

1200年の時を超えて見つかった奇跡の壁画を実物で

高松塚古墳
高松塚古墳
高松塚古墳・公開壁画「西壁女子群像(飛鳥美人)」
高松塚古墳・公開壁画「西壁女子群像(飛鳥美人)」
キトラ古墳
キトラ古墳
キトラ古墳・壁画
キトラ古墳・壁画

古墳時代末期に造られた2つの古墳の石室に描かれていた壁画。

1200年の時を超えて、その実物を見るイベントが開催されます!

国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開

開催:1月20日(土)~1月26日(金)

場所:国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設(高松塚古墳近く)

費用:無料

公開:西壁女子群像、東壁女子群像、天井星宿図、北壁玄武

国宝キトラ古墳壁画・南壁朱雀公開

開催:1月20日(土)~2月18日(日)※1/31、2/13は休館

場所:キトラ古墳壁画体験館 四神の館1階(キトラ古墳近く)

費用:無料

公開:東壁「青龍」、天井「天文図」

いずれも事前申込制で第一次応募は終了しましたが、

1月5日から定員に達していない枠の第二次募集がスタート致します。

興味のある方は各特設サイトをチェックしてみてください!

奈良の真冬に咲く可憐な花たち

石光寺・寒牡丹
石光寺・寒牡丹
石光寺
石光寺

飛鳥時代に創建、後に中将姫がこの地に掘った井戸を使って當麻曼荼羅を織り上げたという伝説が残る「石光寺」。

お花の生育に力を入れているお寺で、1月上旬まで寒牡丹を楽しむことができます。

さらに石光寺では約30年前に日本最古の石仏が発掘されましたが、

そちらが1月中は期間限定で公開となっておりますので、そちらもオススメです!

當麻寺奥之院・冬牡丹
當麻寺奥之院・冬牡丹
當麻寺奥之院・本堂
當麻寺奥之院・本堂

當麻寺奥之院から見た、當麻寺東塔と西塔
當麻寺奥之院から見た、當麻寺東塔と西塔

石光寺の近く、二上山の麓にある「當麻寺奥之院」。

浄土宗であるこちらには境内の奥に浄土庭園があり、そちらでたくさんの冬牡丹を楽しむことができます。

背景に二上山があり、本当に極楽浄土にいるかのような落ち着いた雰囲気があります。

そして奥之院から階段を降りたところには當麻寺の境内が広がるのですが、

共に国宝である東塔と西塔を一度に目にすることができるのはここしかないそうです。

国宝や重要文化財の仏像などが山ほどある當麻寺へお越しの際にも、奥之院まで足を運ぶ価値はあると思います!

長谷寺・冬牡丹①
長谷寺・冬牡丹①
長谷寺・冬牡丹②
長谷寺・冬牡丹②

観音万燈会でもご紹介した通称「花の御寺」と呼ばれる「長谷寺」。

主に399段ある登廊周辺にて、冬牡丹を楽しむことができます。

標高が高く年に数度は雪が降るのですが、傘に雪が被った様子も綺麗だと思います!

明日香村八釣地区・ロウバイ①
明日香村八釣地区・ロウバイ①
明日香村八釣地区・ロウバイ②
明日香村八釣地区・ロウバイ②

最後は日本の原風景広がる「明日香村」。

村の至る所に冬に咲く蝋梅(ロウバイ)が咲いているのですが、

その中でも「八釣地区(万葉集に出てくる名前でもあります)」ではこのような大きな蝋梅の木があります。

小さくてとても甘い香りのする可憐な花。

飛鳥寺の裏手など至る所で蝋梅を見ることができますので、明日香村散策の際は要チェックです!

冬の明日香村・田園風景
冬の明日香村・田園風景

成人の日以降の1月~3月中旬までは、行事ごとを除いて比較的閑散期となります。

春や秋に来て「また行きたいな」と感じた場所を、より人の少ない落ち着いた雰囲気で感じることができます。

特に寺社仏閣は、寒い時期だからこそピンと張り詰めた空気が良く似合います。

自分好みの旅のお手伝いができればと思いますので、奈良へお越しの方は是非お越しください!

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