明日で2023年が終わります。
宿泊業界にとって2023年はコロナ禍からの復活を実感した1年だったのではないでしょうか。
(2023年の備忘録は後日改めて書きたいと思います。)
旅行支援などの補助は一部を除いて夏ごろには終了したものの、その後もインバウンドも含めて、
全体的に活気が戻り、コロナ前と同水準まで回復したというケースも多く見られたように思います。
では来年はどうなるか、というところで、
旅行会社のJTBが先日、2024年の国内・海外旅行についての予測を発表しました。
(詳細はこちらの記事をご覧ください。)
概要は以下の通りです。
全体としては訪日外国人(インバウンド)の増加によって2023年よりも市場が拡大するとなっているものの、
日本人の総旅行人数は2億9050万人→2億8750万人へ減少、
その内海外旅行者は950万人→1450万人へ増えるものの、国内旅行者数が2億8100万人→2億7300万人へと減少となる見込みです。
また日本人の国内旅行の平均消費額は変わらず同水準(43200円)の為、
日本人による国内旅行の総消費額は2023年よりも約3%減少すると見込まれております。
つまり、コロナ禍による急激な落ち込みを経て、
ここ2年ほどは「リベンジ消費」と呼ばれる消費行動や行政からの旅行支援により旅に出やすい環境だったのですが、
その追い風がストップしそうだということです。
その原因をJTBの調査では
「物価嵩による生活コストの上昇により暮らしにゆとりがなくなってきたから」だとしております。
確かにここ半年ほどでホテル料金がどこもかしこも大きく高騰している様子を見かけますし、
実際に当館にご宿泊の方からもそのようなお話をよく耳にします。
どんどん生活コストが上がりゆとりがなくなっている、でも旅はしたい。
こんな時こそ比較的リーズナブルに宿泊できるゲストハウスに、
是非一度挑戦してみていただきたいと思うのです。
「私はホテルしか泊まったことないしよくわからない」という方は、
ホームページやSNS、口コミなどをよく読んで、自分に合うかどうか確かめた上で、
ゲストハウスへ予約していただきたいと思うのです。
「ゲストハウス=相部屋でプライバシーがない」「安い分清潔感なさそう」「外国人ばかりでセキュリティが不安」
イメージだけで語られているようなこうした固定概念を少し捨てるだけで、
無理なく旅ができて、今まで経験してこなかったような人や価値観に出会えるかもしれません。
ゲストハウスって、ワクワクする場所でありたいと思っております。
以前「ゲストハウス初宿泊者比率4割のゲストハウスとは」というブログでも書いたのですが、
今でも約3-4割の方が「初めてゲストハウスに泊まる」という方です。
最初は緊張されている方も多いですが、大抵の方は想像以上に快適に過ごせた様子で、
チェックアウト時に笑顔で出発されております。
この方々は、初めてだけどゲストハウスに挑戦してみようと思い、予約をしてくださったのです。
その勇気を誇らしく思うのと同時に、日々の清掃やおもてなしをきっちり行って、
初めての方に選んでいただきやすいゲストハウスでありたいと思っております。
いつもいつも旅の時はゲストハウスで、とは言いません。
ケースに応じてホテル、旅館、民宿という選択肢の中に、ゲストハウスを当たり前のように加えていただきたい。
そして昨今の生活コストの上昇やギスギスした社会の中で、
旅に出ることをもっと身近に、そしてゲストハウスに泊まることを楽しみに感じていただきたい。
そんなことを思う年の瀬でございました。
お後があまりよろしくありませんが、本年も一年、大変お世話になりました。
皆様良いお年をお過ごしください!!
そして2024年もどうぞ宜しくお願い致します。
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