当館ではチェックイン時など様々な機会で、お客様とお話しする機会があります。

特に観光目的でお越しの方には観光地へのアクセスや効率の良い巡り方などをお話しすることが多いのですが、

その際可能な限り「事前に知るとちょっと楽しくなる豆知識」を織り交ぜてお話しするようにしております。

先日とあるお客様に豆知識を話していた時に、

「チェックイン前の観光時に知っていればもっと楽しめたのに…」と思ったので、

今回から各地の観光スポットの豆知識について、書いていきたいと思います!

今回は明日香村を中心にご紹介します。

飛鳥大仏は1400年以上聖徳太子を慕い続けている!

飛鳥寺・飛鳥大仏
飛鳥寺・飛鳥大仏

日本最古の仏教寺院であり日本最古の仏像である「飛鳥寺・飛鳥大仏」

開眼は609年、既に1400年以上が経過しております。

大部分が修復されておりますが、頭の一部や手の一部、また台座の部分は当時のままだと言われているのですが、

よく見ると正面からやや右を向いていらっしゃることがわかります。

その理由は、目線の約800m先に「橘寺」という聖徳太子生誕のお寺があるからだとされております。

飛鳥寺は、排仏派の物部氏に対して聖徳太子に助けを借りて勝利した蘇我馬子が、

推古天皇にお願いして造ったとされておりますので、

聖徳太子の生まれたお寺を向いているということは自然な流れなのでしょう。

そして台座は1400年前のものであることがわかっている為、

飛鳥大仏はずっと橘寺の方を向いていることになるというわけです。

飛鳥大仏が見る方向に広がる風景
飛鳥大仏が見る方向に広がる風景

これは余談ですが、少し右を向いている為、

左から見る御顔と右から見る御顔が少し異なって見えます。

どのように見えるのか、これは現地で実際にお確かめください!

飛鳥京跡は有名な「大化の改新」の舞台!

飛鳥京跡
飛鳥京跡

以前は「飛鳥板蓋宮跡」と呼ばれていましたが、発掘調査で板蓋宮だけではなく

岡本宮、後飛鳥岡本宮、飛鳥浄御原宮、計4つの都が同じ場所に建てられたことから

それらを総称して「飛鳥京跡」と呼ばれるようになったこちらの史跡。

皇極天皇4年(645年)、飛鳥板蓋宮にて大化の改新(乙巳の変)が起こり、

中大兄皇子と中臣鎌足によって蘇我入鹿が暗殺、天皇集権体制へと歴史が動くことになります。

まさに歴史が動いた現場が、この飛鳥京跡があった場所だとされております。

飛鳥寺裏・首塚
飛鳥寺裏・首塚

ちなみに暗殺された蘇我入鹿の首が、約700m離れた飛鳥寺裏まで飛んで行ったということから、

飛鳥寺裏にはこのように「首塚」という石造物があります。

どれだけの怨念があればそれだけ首が飛んでいくのか、古代ロマンを感じます。

今も昔も権力者は上から庶民を見下ろすのが好き?

甘樫丘展望台
甘樫丘展望台

明日香村の北東部にある高さ約140m程の「甘樫丘」

発掘調査の結果、飛鳥時代当時に絶大な権力を持っていた蘇我氏が邸宅を構えていたことが判明しております。

ここからは飛鳥京や飛鳥寺を始めとした明日香村全体や、後の藤原京・大和三山が一望できます。

思えば現代でも、高級住宅街は大抵標高の高いところにありますし、

タワーマンションや高層ビルは一種のステータスとされる面がありますが、

蘇我氏も同じように、高いところから見下ろすことをステータスだと感じていたのかもしれませんね。

法隆寺より古い建築物が飛鳥にある!

山田寺跡・東回廊復元物(飛鳥資料館)
山田寺跡・東回廊復元物(飛鳥資料館)

明日香村の北東部(正確には桜井市に立地)にある「山田寺跡」

蘇我一族でありながら大化の改新で中大兄皇子側についた、蘇我倉山田石川麻呂により

641年に建築が始まった、飛鳥五大寺の一つとされる大きなお寺の跡地です。

1982年の発掘調査にて東回廊が倒れた状態でそのまま見つかったのですが、

それがなんと、世界最古の木造建築と言われる法隆寺よりも

更に古いものであることが判明しました。

(上の写真の格子部分が実際に発掘されたものになります。このように間近で見れます!)

山田寺跡
山田寺跡

実際に展示されている「飛鳥資料館」から山田寺跡までは徒歩10分。

まずは飛鳥資料館で在りし日の様子を想像した上で、跡地へ行ってみてください!

(他にも飛鳥資料館は飛鳥についてとてもよくわかる展示となっておりますので、初めての飛鳥観光にはおすすめです!)

明日香村に日本の原風景が残る理由

秋の稲渕棚田
秋の稲渕棚田

今まで様々な観光スポットをご紹介いたしましたが、

個人的に明日香村の一番のオススメは、日本の原風景とも呼ばれる街並み・景色です。

都会では決して味わうことのできない古から変わらぬ風景、

目を閉じると古代へタイムスリップしたかのような感覚になります。

以前「なぜ明日香村には日本の原風景が残されているのか」というブログ記事で

「明日香法」と呼ばれる法律について触れましたが、

開発にとても厳しい規制があるのにも関わらず皆が受け入れているのは、

やはり明日香村の歴史・文化への深い尊敬と守り継いでいくという思いがあるからではないでしょうか。

そんな住民の皆様に感謝しながら、明日香村全体を余すことなくご覧いただければと思います!

明日香村・夕景
明日香村・夕景

まだまだ日中は心地よく、明日香村観光にピッタリの季節です。

上記スポットを巡る際に、こうしたことを思い出していただけると幸いです!

好評であれば他のスポットの豆知識シリーズもどんどん書いていきます。

(キャンペーン情報を書くよりもこっちの方が楽しい。。。笑)

★☆ コメント・お問い合わせはこちら ☆★

https://guesthouse-hajimari.jp/
contact/index.html#contact_web

公式Instagramもチェック!

https://www.instagram.com/
guesthousehajimari/