先週、5日間のお休みをいただき、宮崎へ行ってきました!
ゲストハウスはじまりのある橿原市と宮崎市が、
姉妹都市協定を結んで来年で60周年。
なぜこの2都市が昔から姉妹都市なのかというと、
神武天皇が生まれ育って、国造りのために旅立ったのが宮崎、
そして神武東征の後に都を置いて初代天皇となったのが橿原というご縁があるからです。
ということで今回、神武天皇の足跡を巡るというテーマで、
一人旅に行ってきました!!
以下、写真にて振り返っていきたいと思います!
※元々ブログに乗せるつもりがなかったので、縦写真となっております。やや見づらいかもしれませんがご了承ください。
まずはこちら、「宮崎神宮」。
15歳から神武東征で出発する45歳までの間、この地で宮を営んでいた地とされ、
創建は第12代景行天皇期と伝えられる、大変歴史のある神社です。
広い境内と広い参道は、橿原神宮を想起させます。
宮崎神宮から北西へ約600m、摂社として「皇宮神社」があります。
神武天皇が居を構えていたところとされ、小高い丘の上にあります。
ここから出かけたということで「皇軍発祥の地」という社殿よりも大きな碑がありました。
宮崎神宮の地を出発された神武天皇が、
まず陸路で向かったのは「都農(つの)神社」。
こちらで国土平安、海上平穏、武運長久を祈念し、
御祭神「大己貴命 ( 大国主命 )」を鎮祭されたそうです。
一の宮ということで、宮崎神宮に負けず劣らず広い神社でした。
その後北へ向かい、「立磐(たていわ)神社」から船を出港したとされております。
美々津港へ注ぐ川のすぐ側にあり、ここから出発したんだということがよくわかります。
境内には神武天皇が腰を掛けたとされる石や、
「日本海軍発祥の地」という大きな石碑がありました。
地元に愛された神社だということが伝わりました。
その後船で北へ向かった際、「大御神社」のある地に立ち寄り、
武運長久と航海安全を祈願されたとのこと。
こちらはそれ以前に天孫降臨で瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が高千穂へ降臨した際、
天照大神を降臨させ平安を祈念した地とされておりますので、
ここを立ち寄らずにはいられなかったのだろうと想像できます。
今でも天照大神を祀り「日向のお伊勢さん」と親しまれているそうです。
境内の下には一面に広がる海、水平線の向こうには何も見えません。
この海の先の大和を目指して、船を出したのだと考えると、
当時の期待と不安な気持ちが伝わるような気がしました。
海なし県に住む人間として、とても清々しく気持ちの良い神社でした。
ここまでは宮崎神宮より北側の海岸沿いですが、
南側(日南側)の海辺には、神武天皇のお父さん(鸕鶿草葺不合尊)が御祭神の
「鵜戸神宮」があります。
崖を降りて岩窟の中に本殿がある、とても珍しい神社です。
本殿の様子がこちら。
まさに岩窟の中にスッポリと収められたような本殿はお見事。
海風を浴び、水が滴り湿度の高い場所にある木造建築物なので、
維持管理が大変だと思われますが、
素晴らしいお姿に感動しました。
こちらは有名な観光地であり、インバウンド含む多くの方で賑わっておりましたが、
理由がよくわかる、素晴らしい神社でした。
15歳に宮崎神宮に行く前、神武天皇が生誕~幼少期を過ごした地にあるのが、
こちらの「狭野(さの)神社」です。
※神武天皇の幼少期の名前は「狭野尊」というそうです。
第5代孝昭天皇期に創建された大変古い神社で、
霧島連峰による幾多の噴火被害がありながらも、
2000年以上もの間守り続けてきたそう。
本殿は明治40年に、宮崎神宮の社殿を移築してきたものだそうです。
本殿へ向かうまでには、巨杉に囲まれた長い参道があります。
橿原神宮や大神神社とも違う、ここにしかない雰囲気を強く感じる道でした。
たまたま神主さんとお話しする機会がありましたが、
橿原から来たと言うととても丁寧に説明してくださり、
この地が持つ優しさに触れることができました!
最後に狭野神社から車で5分、神武天皇ご生誕の地に
「皇子原(おうじばる)神社」があります。
小さい神社ですが、ここからの日向地方を見晴らす眺めは、
きっと幼少期の神武天皇の目に焼き付いたんだろうと感じました。
境内には昔の家を再現した建物と、幼少期の神武天皇を想起させる
モニュメントがありました。
山を走り獲物を捉えながら、後に続く日本国のことを考えていたんだろうと思い、
辿り着いた橿原からこうして来ることができてよかったと、心から感じました。
宮崎旅から帰ってきたら、もちろん神武天皇陵と橿原神宮に
旅の無事を感謝すべく、お詣りに行きました。
あいにく曇り空広がる日でしたが、
橿原神宮をお詣りした後、少しだけ晴れ間が覗きました。
喜んでくれたような気がして、改めて宮崎へ行ってよかったと思いました!
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