最近心なしか、ゲストハウス開業希望者にご宿泊いただくケースが

増えているように感じます。

コロナ禍以降下火となっていたゲストハウス開業が、

ようやく少しずつ増えてきたのでしょうか。

そんな方にお届けしたい本シリーズ!

今回は「あえて時代の流れに逆らう勇気も大事」というテーマで

書いていきたいと思います。

橿原神宮・拝殿(2025,12,11)
橿原神宮・拝殿(2025,12,11)

どんなゲストハウスにしたいのか。

ゲストハウス開業を夢見た時に、まず初めに考えるテーマではないでしょうか。

こうしたい!という強い信念がある方は良いですが、

大抵の方はまず、(乗っかるかどうかは別として)

宿泊業界の「流行り」を調べるのではないかと思います。

今の時代は、以下のようなキーワードが流行りとなっております。

・省力化、無人化、DX化によるオペレーションコストの削減

・高付加価値化による単価上昇

・需要増減に合わせて価格を変動

・プライバシー重視の一棟貸しタイプ

・SNS映えの内装とSNS集客を強化、文章はAI対応

・インバウンドの取り込み

・多店舗展開によるスケールメリット

初期費用の融資や補助金申請などでも、これらのキーワードを用いると、

審査通過しやすくなると聞いたことがあります。

橿原神宮・内拝殿(2025,12,11)
橿原神宮・内拝殿(2025,12,11)

ただし、みんなが同じ方向を向いて宿を作ってしまうと、

似たような宿が乱立することになり、

独自性がなく差別化ができない、競争に埋もれてしまうことにならないでしょうか。

私は、「あえて時代に逆らう勇気も大事だ」と感じます。

上記に挙げた流行りについて、あえて逆らってみると、、、

・省力化、無人化、DX化→有人による接客

・高付加価値化による単価上昇→気軽に泊まれる価格

・需要増減に合わせて価格を変動→いつでも変わらない価格

・一棟貸しタイプ→人と交流ができて思い出に残るタイプ

・SNS強化、AI対応→確かな情報を伝えるホームページやブログ重視、一人一人に合ったおもてなし

・インバウンドの取り込み→日本人を重視

・多店舗展開によるスケールメリット→経営リスクの少ない少数店舗経営

どうでしょうか。

お客様の目線から見ると、時代の流行りが必ずしもお客様の満足に繋がらず、

むしろあえて逆らった方が喜んでいただけるようなケースもあるのではないでしょうか。

もちろん持続可能な経営・運営ができるようにする必要はありますが、

流行りを意識しすぎず、どんな宿にしたいのかをしっかりと考え、

信念を持って行動していくことが大事だと考えます。

橿原神宮・参道(2025,12,11)
橿原神宮・内拝殿(2025,12,11)

その上で宿の経営者として一つ、アドバイスがあるとすれば、

流行りに左右されない「宿として大切なこと」を大事にしていただきたいということです。

・清潔さ、快適さ

・お客様との約束(予約内容など)や営業時間の順守

・感謝・敬意の気持ち、誠実さ

こういった「当たり前」とも思えることこそ、口にするのは簡単ですが、

徹底して実行するのは難しいものです。

しかし当たり前の部分が欠けると、築き上げた信頼が一気に崩れてしまうもの。

この部分は忘れないでほしいと思います。

橿原神宮・午年の大絵馬(2025,12,11)
橿原神宮・午年の大絵馬(2025,12,11)

長くなりましたが大事なのは、流行りに乗るのではなく、

自分がどうしたいか、ということです。

流行りを全否定し逆張りをすべし、と言っているわけではありません。

開業時に自分の信念を固めておくことで、開業後迷った時の道しるべになりますよ!

※次回12月24日(水)は、22日(月)~26日(金)に再度お休みをいただく関係でブログの更新をお休みさせていただきます。次の更新は27日(土)となりますこと、ご了承ください。

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