予報をコロコロ変えながら日本列島を縦断するとされる台風10号。

当館でも既にInstagramやFacebook等で告知している通り、

8/30(金)、8/31(土)、9/1(日)は原則、新規予約受付を中止いたします。

(8/30、9/1は元々休館、8/31は一棟貸切予約がキャンセルになりました。)

本当に今回の台風は規模、進路に不確実な要素が大きく、困りものです。

※大神神社の三輪山登拝、談山神社拝観なども、29日時点で中止となっております。

台風10号、28日時点での進路予測
台風10号、28日時点での進路予測

さて、こうした災害発生前には、鉄道など公共交通機関と同様に、

宿泊施設が事前に休館となるケースがあります。

売上の為にはなるべく休館にしない方がよいのですが、それでも休館にする理由は、

一般的に以下の3つとなります。

1.従業員の安全を守ることができない

従業員を雇用している場合、通勤を含めて安全を確保する義務が雇用主にはあります。

またもちろん、オープンする為には一定数の従業員が必要です。

その辺りが確保されない場合は、経営判断として休館にせざるを得ないでしょう。

2.安全な滞在環境を担保する自信がない

これは逆に、古民家を改装したゲストハウス、民泊などに言えることかもしれません。

鉄筋コンクリート造の建物や新築物件とは違い、古くからある木造の家をしっかり手入れして、

長く活用しているという家の場合、いくらメンテナンスをしていようとも、

瓦屋根や土壁が暴風に耐えられると、絶対に言いきれることはありません。

こうした観点から休館という判断をしたオーナーもいるでしょう。

(私もその一人です。)

ゲストハウスはじまり・外観
ゲストハウスはじまり・外観

3.宿が空いていることで人の往来を促すきっかけになってしまう

個人的にはこの理由が一番大きいと思います。

災害の恐れがある時は、計画通り旅をするかどうかの判断は迷われると思いますが、

「宿が空いているなら行こう!」という決断を促すきっかけになります。

逆に「宿が休むみたいだから止めとこう」ということも言えますよね。

もちろん宿はお客様が来てほしいと思っておりますが、

安全が担保された状態で安心して旅を楽しんでほしい、無理はしてほしくないという気持ちが

多くの経営者・スタッフの本音です。

宿を空けることでお客様が危険な思いをしてしまうことは、本意ではありません。

(思い返せばコロナ禍で居酒屋が20時まで、となっていたのは、店を開けていれば人が集まってしまうからという理由でしたね。。。)

ゲストハウスはじまり・夕暮れの外観
ゲストハウスはじまり・夕暮れの外観

そんな訳で当館では3日間、新規予約受付をストップするのですが、

例外を設けようと思っております。

それは「当日、やむを得ない事情により宿泊しなければいけなくなった方」については、

電話受付にて承ります、ということです。

当館は観光・ビジネス・帰省などという事前に決まっている理由以外に、

当日突発的な理由によってどうしても宿泊しなければいけなくなったという方もいらっしゃいます。

今回もこうした災害ということで、突発的なトラブルが多くなるかもしれません。

そんな方々の受け皿であり続けたいと思います。

ネットからの予約受付はできませんので、直接お電話にてご相談ください。

もちろん、やむを得ない理由ではない場合は、お控えいただきたいと思いますのでご了承ください。

※受付は18時までとさせていただきます。

日本最古の大仏・飛鳥大仏
日本最古の大仏・飛鳥大仏

既に九州では甚大な被害を受けている今回の台風10号。

被災された方の無事をお祈りすると共に、

離れていても油断せず、安全第一で行動していただきますようお願い致します。

1300年間、幾多の災害があっても残ってきた奈良の文化財は、

落ち着いたときにいつでも見ることができますので!

※本ブログは土曜日ではなく、緊急で金曜日に更新いたしました。

★☆ コメント・お問い合わせはこちら ☆★

https://guesthouse-hajimari.jp/
contact/index.html#contact_web

公式Instagramもチェック!

https://www.instagram.com/
guesthousehajimari/