台風が過ぎ、朝晩でも暑かった真夏の気候から、
少しだけ秋を感じるようになってきた今日この頃。
奈良の観光需要が一番盛り上がる10-11月を目前に控えた9月は、
人も少なく、落ち着いて観光を楽しみ自分と向き合える穴場の時期と言えます!
そんな9月だからこそオススメしたいイベントやスポットをご紹介いたします!!
二度と見れないかもしれない文殊菩薩
いざいざ奈良キャンペーン、大和四寺巡礼で知られる「安倍文殊院」。
日本三大文殊の1つ「文殊菩薩像」が、本堂の耐震工事の為、
15年ぶりに獅子から降りて、参拝者と同じ目線にいらっしゃいます。
いつもより間近で参拝できるのは、この工事期間のみ!
工事は2025年5月完了予定とのことですが、余裕を持って早めにお目にかかっておきたいですよね。
そして安倍文殊院に行ったら絶対にオススメしたいのがこちらの「西古墳」。
全国にわずか24例、奈良では高松塚古墳、キトラ古墳、石舞台古墳とこちらのみという
国の「特別史跡」指定を受けた古墳になります。
7世紀に造られ、安倍文殊院の創建者・安倍倉梯麻呂のお墓とされておりますが、
石室内部の美しさ、築造技術は日本一とも称されるほどです。
自由に中に入れますので、是非ご覧になってみてください!
奈良の空に浮かぶ満月に祈る
大物主大神をご祭神とし、背後の三輪山を御神体とする日本最古の神社「大神神社」。
中秋の名月を祝う観月祭が9月17日(火)に開催されます。(詳細はこちら。)
日本全国に多くのファンを持つ大神神社、人の少ない時期にお詣りするのも良いかもしれません。
中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の作戦を語り合った地にある「談山神社」。
こちらでは9月18日(水)に「満月の夜の特別拝観」というライトアップイベントが開催されます。
こちらは事前予約制となるようですので、詳細はホームページやInstagramをご確認ください。
古代ミステリーに迫る特別展示は16日まで!
奈良県内の発掘調査を手掛け、その膨大な量の出土品が並べられている「橿原考古学研究所附属博物館」。
ただ今、2023年に実施された県内の発掘調査での出土品や調査結果を学ぶことができる
「大和を掘る-2023年度発掘調査速報展-」が9月16日(月)まで開催中です。
橿原神宮や神武天皇陵と近く、常設展やジオラマ、DVD鑑賞なども見ごたえ十分ですので、
奈良が好きな方、古代が好きな方は必見です!
黄金色の棚田を彩るユニークな案山子たち
日本の棚田百選に選ばれ、日本の原風景広がる明日香村の「稲渕棚田」。
今年は「絆」をテーマに、9月22日(日)よりたくさんの案山子がお披露目されます!
個人の方が各自考えて作られるユニークな案山子を見ると、心がホッとします。
展示は11月上旬まで、人気投票などが行われる「案山子まつり」は22日、23日と開催されます。
駐車場はほぼありませんので、サイクリングで行くのがちょうど良いと思います!
今年の藤原宮跡・夏の花は9月に!
かつて日本の都があり今では四季折々の花が楽しめる「藤原宮跡」。
例年は8月中旬~下旬に見頃を迎えており、私も先月のオススメ記事にそう書いてしまったのですが、
本年は種まきが遅れてしまった影響からか、9月中旬に見頃を迎えるようです。
オレンジと黄色が眩しいキバナコスモスは、広い空と耳成山を借景とするとより輝きます!
藤原宮跡をさりげなく彩る彼岸花
田んぼのあぜ道などに自然に咲く彼岸花。
藤原宮跡の広大な敷地の至る所に、彼岸花が自生しております。
キバナコスモスや蓮の花などのようにこの場所と決められているわけではない分、
散策しながらたまたま出会えるという喜びもあり、そういう意味でも楽しいです。
9月中旬から下旬が見頃です!
明日香村が最も輝く季節
このように9月中旬以降、黄金色に輝く田園や彼岸花が村中至るところで楽しむことができます。
1300年以上前の日本の首都にある、恐らく当時から変わらないような原風景は、
まさにここでしか見ることのできない風景です。
冒頭でも言った通り、10月、11月に比べて9月は比較的人の少ない穴場の時期ですが、
こんな素晴らしすぎる風景が広がる、ラッキーな時期でもあります。
まだまだ空いている日もございますので、是非とも皆様のお越しをお待ちしております!!
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