2ヶ月ぶりの本シリーズ!
今回は「奈良の人になるために行ったこと」について書いていきたいと思います!

そもそも私は生まれも育ちも京都府長岡京市出身です。
祖母の家が大和八木だったので幼少期によく遊びに来ていたものの、
奈良はゲストハウス開業を機に初めて住んだ場所になります。
(京都以外には、東京・大阪・滋賀に住んだことがありました。)
30年以上奈良の人じゃなかった私が、何故「奈良の人になろうと思ったのか」。
それは「ご宿泊者様のニーズになるべく応えたかったから」です。

私が会社員時代、石垣島に旅行に行った時の話です。
海や自然は素晴らしく感動したのですが、
ゲストハウスやレストランのスタッフ、コンビニの店員さんからレンタカー屋の店員さんまで、
殆ど全ての方が関西からの移住者と思われる方で、コテコテの関西弁で話しかけられました。
せっかくなら地元の方と話したい、できれば「なんくるないさー」「チバリヨー」と言われたいと思っていましたが、
いつもと同じ関西弁ばかりで、少しがっかりした記憶があります。
沖縄で関西人が観光業に従事してはいけない、という話ではなく、
せめて接客中は観光客のニーズを汲んで、地元の方のようなふるまいをすることは大事なんだなと感じました。

幸い京都と奈良は同じ「関西弁」を使う地域ですので、
京都弁と奈良弁の違いを多少学ぶだけで、言葉遣いは奈良の人になることができます。
(微妙に違いはあります。笑)
しかし言葉遣いだけではご宿泊者様のニーズに応えることはできません。
ご宿泊者様がゲストハウスオーナーに求めていることは、
「奈良の観光情報」と「地元の人しか知らない小ネタ・オススメスポット」だと、
数多くのゲストハウスを巡りオーナーとお話しさせていただくことで気づきました。

「奈良の観光情報」を知るためには、とにかく自分の足で観光地を見ることが一番です。
知らないふりして適当に相槌を打っていると必ず見透かされる、という気持ちで、
積極的に見て聞いていくことが大事だと思います。
(観光情報を簡潔に正確に伝えるコツは、次回の投稿で紹介します!)
そして「地元の人しか知らない小ネタ・オススメスポット」についても、
まずは地元で評判の飲食店に行ったり、町内会に入って地域の方と話をしたり、
その土地生まれの方とたくさん話をしたりして、積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。
すると必ず、聞き馴染みのない言葉やフレーズ、また価値観の違いを感じる瞬間があるので、
それを見逃さず、一つ一つ確認をしていきましょう。
(例えば橿原市で言うと、地元の皆さんが「アルル」という言っている意味が最初はわかりませんでしたが、後にそれが「イオンモール橿原」のことだと知ってからは、私も積極的にアルルと言うように心がけました。)
こういう努力を積み重ねることで、徐々に「奈良の人」になることができます。

旅行者にとって、旅先で地元の方と話ができたという体験は思い出深いものになると思います。
神社仏閣などの観光地や地元の飲食店での話も良いですが、
最もくつろげる宿泊先で地元の方と話ができれば、
開業の理念であった「旅のもう一つの思い出」を感じてもらえるのではないか。
その思いで、もっと奈良の人になれるよう、日々努力していきたいと思います!
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