前回のブログ「本日ゲストハウスはじまりは6周年を迎えました!」を受けて、
たくさんの方からお祝いのいいねやメッセージをいただきました。
この場を借りて、ありがとうございました!
さて、そんな前回のブログにて
【2店舗を運営するとなると、今のような「人が接客をするスタイル」の場合、必ず「人を雇用する」必要があり、働いてもらう人に接客など運営一式を任せる必要があります。】
と書きました。
それならば、最近流行りの「無人チェックイン方式」はどうなんだろうかと
考えたことが過去にはありました。
(民泊もそうですし、ゲストハウスでもセルフチェックインが増えてきております。)
しかし結局、考えただけでやろうとは思いませんでした。

昨今流行りの「宿泊業界のDX化を進める」という話を聞いたことはあるでしょうか。
こちらに詳細がまとめられておりますので興味ある方はご覧いただきたいのですが、
運営上での無人化、省力化、効率化を図り、競争力を高めると共に、
新たな価値を見出していこうということです。
国も積極的に支援したいようで、こちらのような補助金を用意し、
DX化を促進しようとしております。
もはやこの波は止められそうにありませんが、
ゲストハウスで、また当館で、これを導入すべきかと考えると、
疑問に思います。
なぜなら「人とのちょっとした交流が、旅の思い出になるから」です。

-ずっと見たかったものや景色を見ることができた。
ずっと会いたかった人に会うことができた。
ずっと触れたかった空気感に触れることができた。-
これらはまさに「旅をする理由」であり、旅の一番の思い出なんだと思います。
ただ後から振り返った時に、旅の思い出って意外と、
「偶然に起こる出会いやハプニング」だったりしませんか?
-あの場所であんな人と出会って、こんな話で盛り上がった。
道に迷って途方に暮れていた時に、地元の人が助けてくれた。
寝坊して電車に乗り遅れ、行きたかったお店に間に合わなかった。-
良いことも悪いことも、偶然だからこそ記憶に残るものです。

以前も何度かブログで書いていると思うのですが、
当館の理念は「旅のもう1つの思い出を提供する」です。
-オーナーや他のお客さんと話すことができた。
こんなに安いのに想像以上に快適だった。
知らない奈良の魅力を知ることができた。-
これらは全て、人がいて気配りをしてこそ成り立つものです。
人のいない宿では成立しません。
「DX化によって人との接触を減らすと満足度が上がる」というような記事を見ましたが、
元々人との距離感が近いゲストハウスではむしろ逆です。
これからも理念に沿って、皆さんが「旅のもう1つの思い出」を作っていただけるよう、
7年目も頑張っていきたいと思いました。

もちろん「予約のオンライン化」など、
DX化にも取り入れるべき点はたくさんありますので、
時代の波を捉えながらも、大事なところは変えずにいきたいと思います!
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