さあ、早くも1年の半分が過ぎ、下半期が始まろうとしております。

奈良中南部でも、6月までとは違った魅力を感じるスポットが多数ありますので、

早速ご紹介していきたいと思います!

古来から続く7月ならではの儀式

大神神社・茅の輪くぐり
大神神社・茅の輪くぐり

茅の輪くぐりとは、茅(ちがや)という草で編んだ3つの輪を8の字にくぐることで

心身を清めて災厄を祓い、無病息災を祈願するというもの。

各神社で6月30日に行われる「夏越の祓」で行われる儀式ですが、

大神神社」では6月21日(金)~7月7日(日)まで、茅の輪が設けられております。

日本神話の素戔嗚尊(スサノオノミコト・天照大神の弟)の記述にも出てくるほど歴史ある儀式。

日本最古の神社・大神神社で茅の輪くぐりをすると、下半期を清らかに過ごせそうな気がします!

金峯山寺蔵王堂
金峯山寺蔵王堂

平安時代後期、修行中の山伏を侮辱する不心得な男が鷲により崖に連れ去られ、

その男が後悔した為、金峯山寺の僧侶が男を蛙の姿に変身させ、

「人間に戻りたいのならば蔵王堂に来て、法力によって元に戻そう」と言ったそう。

そして男は金峯山寺の蔵王権現の前で法力により、蛙から人間へ戻れたとのこと。

かつての伝説を再現する「蛙飛び」行事が、7月7日(日)に「金峯山寺蔵王堂」にて執り行われます。

当日のタイムスケジュールはこちらの通り。

多くの方が訪れる儀式、私も行けたら行ってみたいと思います!

古代を実物で体験できる貴重な機会

キトラ古墳壁画「朱雀」
キトラ古墳壁画「朱雀」
高松塚古墳壁画・西壁女子群像(飛鳥美人)
高松塚古墳壁画・西壁女子群像(飛鳥美人)

日本史の教科書に、古墳内部から見つかった貴重な壁画として

恐らく誰しもが学んだであろう「高松塚古墳」と「キトラ古墳」。

その壁画の実物を、保存展示施設にて見学することができます!

<高松塚古墳壁画 修理作業室の公開>

期間:7月27日(土)~8月2日(金)

場所:国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設

公開:西壁女子群像、 東壁女子群像、 東壁青龍、 東壁男子群像、 北壁玄武

第一次応募は6月30日(日)まで!公式サイトの応募フォームより申込可能です。

詳細はこちらをご覧ください。

<国宝キトラ古墳 壁画の公開>

期間:7月27日(土)~8月25日(日) ※休館日あり。

場所:キトラ古墳壁画体験館 四神の館1階

公開:南壁「朱雀」

第一次応募は6月30日(日)まで!公式サイトの応募フォームより申込可能です。

詳細はこちらをご覧ください。

1200年以上前のものとは思えない色彩やタッチを、是非その目でご覧になってみてください!

夏の訪れが楽しくなるお寺

おふさ観音・風鈴まつり①
おふさ観音・風鈴まつり①
おふさ観音・風鈴まつり②
おふさ観音・風鈴まつり②
茶房おふさ・かき氷イチゴミルク
茶房おふさ・かき氷イチゴミルク
茶房おふさ・かき氷抹茶ミルク
茶房おふさ・かき氷抹茶ミルク

橿原市の夏の名所として近年すっかり有名になった「おふさ観音・風鈴まつり」。

体の健康を祈願するおふさ観音では、以前から夏の体力低下を防ぐべく厄払いをする文化があったそう。

そうした経緯から、今では約2500個もの風鈴が境内に飾られ、

涼を感じる鈴の音が心地よく鳴り響く、とても心安らぐ空間になっております。

奥には日本庭園を臨む茶房があり、そちらでかき氷を食べると更に涼しさを感じます。

是非とも多くの方に、おふさ観音で夏を楽しんでいただければと思います!

極楽浄土の世界を表したような夏の風景

藤原宮跡・蓮①
藤原宮跡・蓮①
藤原宮跡・蓮②
藤原宮跡・蓮②
藤原宮跡・蓮の蕾(夕暮れ)
藤原宮跡・蓮の蕾(夕暮れ)

かつて日本初の条坊制を備えた本格的な都の跡地である「藤原宮跡」。

7月中旬~8月上旬にかけて蓮の花が咲き、広い空と大和三山を借景とした、

まさにここにしかない風景が広がります。

阿弥陀経では蓮の花は「極楽浄土へ生まれ変わることができる人の心を表す花」だとのこと。(詳細はこちらを参照ください。)

仏教を広めようとしていた藤原京時代にふさわしい花であり、

またこの地が極楽浄土を思い起こさせるにふさわしい土地だと感じます。

藤原宮跡・花園と駐車場のご案内
藤原宮跡・花園と駐車場のご案内

ハナハスの位置と駐車場はこちらの通り。

蓮の花は午前中にしか花を開きませんので、午前中のなるべく早い時間にお越しいただいた方がよいと思います!

当館にご宿泊され、早起きしてレンタサイクル(約15分)で向かうのがオススメです!!

藤原宮跡・蓮④
藤原宮跡・蓮④

奈良の魅力を五感で感じて、

暑さに負けず夏を乗り切りましょう!!

皆様のお越しをお待ちしております。

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