奈良中南部にある、マイナーだけど実は凄いスポットをご紹介する本シリーズ、
第3弾は「奈良文化財研究所・飛鳥資料館」です!

明日香村の北東、桜井市との境に立地し、
飛鳥寺から自転車で約5分、近鉄「橿原神宮前」駅から自転車で約15分。
先にこちらで飛鳥の歴史を知ると、その後の観光がもっと面白くなります!!
(詳細は飛鳥資料館ホームページをご覧ください。)
では、具体的に説明していきます。

まず受付が終わった瞬間、こちらの「石人像(現物)」が出迎えてくれます!
石神遺跡から出土されたもので、男性と女性が一つの石で表現されております。
噴水としての機能もあるようで、外国の使者をもてなすためのものであったそう。
飛鳥時代の最先端の石材加工技術が用いられたものになります。

そしてその奥には、古代飛鳥を再現した模型があります。
以前放送のブラタモリ「奈良・飛鳥〜なぜ飛鳥は日本の国の礎となったのか?〜」でタモリさんが
「飛鳥の都は意外と小さいんだねー」とおっしゃってました。
小さいところにどういうものがあったのか、そしてお寺の様子などがとてもよくわかります。
この模型を見た後に飛鳥散策をすると、より理解が深まるのではないでしょうか。


飛鳥池工房遺跡(万葉文化館の地下部分)から、富本銭やガラス細工のものが出土されております。
当時の鉄工所・製鉄所のような役割があったのだと考えられます。
ガラスはとても輝きがあり綺麗です。

全国で初めて古墳に壁画が見つかった「高松塚古墳」。
壁画が描かれた石室もこのように複製されております。
この他にも様々な展示がある中、私が一番感動したのは「山田寺東回廊跡」です。

蘇我倉山田石川麻呂(蘇我氏だが中大兄皇子側についた人物)が641年に建築を始めたお寺。
鎌倉時代に台風により東回廊が倒れたのですが、それが昭和57年の発掘調査において、
なんと倒れたままの状態で見つかりました。(写真のこげ茶色の部分が見つかった東回廊です。)

世界最古の木造建築として知られる法隆寺の、更に30年前の建築物が
ほぼ完全な形で発掘されたということで、当時の新聞各社が1面で報じるほどの大事件だったようです。
飛鳥時代の建築を、実物の状態で見ることができるということに感動いたしました。
こんな凄い展示物ばかりが揃う飛鳥資料館ですが、
入館料は大人350円、大学生200円、18歳以下と70歳以上は無料ととても良心的!
パンフレットもとてもオシャレなんですよー!

そんな飛鳥資料館でただ今、秋期特別展示開催中!
出土された屋根の瓦に描かれてる文様について、知ることができるようです。
12/19までとなりますので、ご興味ある方はお早めに!!
私も期間内には必ず行きたいと思います!!
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