当館は2019年10月1日に開業してから3年目を迎え、

おかげさまでコロナ禍においてもなんとか黒字経営を続けております。

そんな私から「これからゲストハウスを開業しようとする方」に、

少しだけ先に開業した身として僭越ながらアドバイスができればいいなと思い、

「ゲストハウス開業マニュアル」シリーズを始めました！

不定期にはなりますが頑張って投稿していきますので、是非ご覧ください。

ゲストハウスを開業するにあたって、まずは物件を探すところからスタートします。

用途地域、広さ、築年数、立地など色々な条件を比較検討して決めていくことになります。

しかしその前に大事なことは、

「自分（オーナー）が、そのゲストハウスで何をしたいのか」ということです。

想定される例を挙げてみます。

①人と人とを繋ぐ交流の場を提供したい

　（多くの方が持つゲストハウスのイメージはこれですよね。）

②地域の持つ魅力、もしくは地域が作るモノ・サービスをアピール・発信したい

　（歴史や文化、農作物や伝統工芸品などでしょうか。）

③自らが生み出すモノ・サービスをアピール・発信したい

　（レストラン併設などが当てはまるかと思います。）

④清潔で快適に過ごせる場を提供したい

　（ホテルはここを目指しているのではないでしょうか。）

⑤空き家活用・再生を積極的に行いたい

　（ゲストハウスは空き家活用の一つの手段だと思います。）

⑥投資のひとつ、不労所得を得たい

　（これもよくある動機ではないでしょうか。）

他にも色々あると思います。

何が正解ということはなく、「ゲストハウスで何をしたいのか」を自分の中で持っておくことが大事だと思います。

その理由は、、、

物件を決めてしまうと、できることは限られてしまい、

やりたかったことができないという可能性があるからです。

物件＝不動産は、まさに動かすことのできないものであり、後から色々変更することはなかなか難しいものです。

「したいことが叶う物件」という観点から物件を探すことはとても重要だと思います。

ちなみに当時の私が「ゲストハウスでしたい」と思っていたことは、

上記の①、②、④であり、今の物件はそれが叶うと思ったため、決断しました。

なかなかゲストハウスが可能な物件というのは少なく、

情報を見つけたら飛びつきたくなる気持ちはよく理解できますが、

落ち着いて、ゲストハウスで自分がしたいことを叶えられる物件かどうか、見極めながら進めていくとよいかと思います！

ゲストハウス開業は「目的」ではなく、自分のしたいことを実現する為の「手段」であるということを、どうか忘れないでほしいなと思います。

「ゲストハウスで何をしたいのか」が定まれば、

おのずと「ゲストハウスにどういう人が来てほしいのか（＝ターゲット層）」が決まります。

次回はこの辺りの話をしていきたいと思いますー！

※当館へご宿泊いただければ、もっと詳しい話ができると思います！