4月19日(土)~6月15日(日)まで、
奈良国立博物館130周年記念特別展として開催されている「超国宝展」。
話題の特別展に、21日(水)ようやく行くことができました!

会場は奈良公園の中にある「奈良国立博物館」です。
近鉄奈良駅東口出口(行基さんという噴水があるところ)から奈良公園に向かって
徒歩15分で到着します。
日本で2番目に古い国立博物館、立派な建物が特徴です。

正門から奥に行くと新館があります。
超国宝展の会場は新館になりますのでお間違いなく。

開場は9:30から。私は9時10分に到着しました。(上の写真はその時の様子です。)
建物の下に行列が見えると思いますが、この行列は
入場待ちの列と、チケット購入待ちの列、2本の列が重なっております。
チケットは当日、その場でも購入できますが、
コンビニや近鉄主要駅、オンラインで購入する方が列に並ばずに済むので便利です!
※チケット購入はこちらのサイトをご覧ください。
9時10分の時点で私より前に100名ほどが並んでおりましたが、
開場と共にどんどん中に入りましたので、開場の5分後には中へ入ることができました。

中は7つのフロアに分けて展示されております。
ネタバレにならない程度にざっくりとご紹介します!
第1章「南都の大寺」
奈良のお寺で敬われてきた、飛鳥~平安時代の仏像や宝飾品などが展示されております。
法隆寺所蔵「観音菩薩立像(百済観音)」は最もにぎわっておりました。(写真左上)
仏像初期のスマートさや凛々しさを360度で感じることができます。
第2章「奈良博誕生」
奈良国立博物館誕生以前、東大寺にて奈良博覧会が開かれた時に出展された、
当時から多くの関心が寄せられていた仏像や宝飾品が展示されております。
第3章「釈迦を慕う」
仏教の祖・釈迦への信仰から生まれた仏像や宝飾品が展示されております。
個人的に釈迦本人を模したとされる3体の仏像、
上写真の下側、左から
「釈迦如来倚像(深大寺)」「釈迦如来立像(清涼寺)」「釈迦如来坐像(室生寺)」が
まるで生きているようなリアルさがありとても感動しました。

第4章「美麗なる仏の世界」
仏教の祈りには当時の技術の粋を集めて造られたものが多数あり、
特に平安時代から鎌倉時代にかけて造られた仏像や工芸品が展示されております。
元々談山神社にあったとされる、7世紀に唐で造られた十一面観音立像に、
不思議な魅力を感じました。
第5章「神々の至宝」
神道に纏わる、これまであまり人の目に触れられてこなかった宝物が展示されております。
何といっても石上神宮の「七支刀」がすごい!(写真右上)
4世紀に造られ厚さわずか3~5mmの剣に書かれた文字が、我々の目でも判別できるという奇跡。
歴史の重みをひしひしと感じました。
第6章「写経の美と名僧の墨蹟」
仏の教えを広める為の写経にも美の技術が詰め込まれており、それらが展示されております。
キラキラしたものや細部までこだわったものがあり、当時の徳の深さを感じます。
第7章「未来への祈り」
仏教に通じる未来への祈りを体現する場として、中宮寺の菩薩半跏像や、
藤原道長の経筒などが展示されております。
なんといってもアルカイックスマイル(古典的微笑)で有名な
中宮寺の菩薩半跏像(写真上の真ん中)。
「世界三大微笑像」として世界的にも有名なこちらもまた、360度拝むことができます。
人の悩みを全て見通しているかのような、そして救ってくれるような微笑みです。

5月20日(火)から後期展示が始まったばかりとあって、
平日の午前中でも多くの方で賑わっておりましたが、
多くの方がじっくりとご覧になっており、ワイワイガヤガヤとした雰囲気ではなく、
人がいっぱいで疲れるといったほどではありませんでした。
早い方なら1時間、ゆっくり見ても2~3時間でご覧いただけるのではないでしょうか。



常設展の「仏像館」などにも無料で行けますし、
至る所に鹿さんがいるので、神の使いと戯れることもできます。
もうこんな機会は二度とないかもしれない超国宝展。
6月15日(日)まで、月曜日は閉館となります。
予定が合う方、是非とも行って堪能してください!!
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