当館が、ゲストハウスらしくない「ドミトリー個室化」「隔離用部屋確保」を続ける理由
2022年7月23日 18:30 はじまりの取り組み ,新型コロナウイルス感染症対策 ,ご宿泊のお客様へ ,人数・組数制限についてついにやってきてしまった、新型コロナウイルスの「第7波」。
連日過去最大の感染確認者数を記録しているようです。(詳細はこちら)
「何度繰り返し、いったいどうなれば終わるのだろう」とモヤモヤした気持ちがありつつ、
当館としては上記の対策を日々徹底し、
「安価で安全を提供し、安心を感じていただく」宿泊施設になるよう頑張るのみであります。
上記の対策の中に「ドミトリールームを個室化(他人同士の利用を停止)」、
「隔離用個室の確保」という言葉があります。
本来4名定員のドミトリールーム2室を、それぞれ1名ずつのみの受入にし、
客室5部屋の内、いずれかの1部屋を体調悪化に備えて空けておく、という内容です。
お客様からは「そこまでしなくてもいいんじゃない?」とか、
「ドミトリールームに泊まる人はそこまで気にしないんじゃないか」と言われますが、
理由はこちらが過度に恐れているというのではなく、
旅館業法第5条の厳しい規定の存在にあります。
旅館業法第5条の問題については以前こちらのブログにて詳細に記載しましたので、
興味のある方はそちらをご覧いただきたいのですが、
簡潔にまとめると
「宿は以下の場合を除き、宿泊客を断ってはならない。一つは指定の伝染病に罹っていると明らかに認められるとき、二つは賭博・違法行為・公序良俗に明らかに反する行為を行おうとしたとき」
ということです。
つまりコロナ禍で言うと、宿泊しようとする方が
「発熱などの症状がある」「感染の疑いがある」「濃厚接触者」であっても、
宿は宿泊を断ることができない、ということになります。
(これはゲストハウスのみならず、ホテル・旅館などでも同様です。)
ドミトリールームで一人が咳などの症状がある場合、同室の他人に感染が広がらないだろうか。
友人同士のグループ旅行で一人が発熱などの症状があった場合、残り二人も同じ部屋で一晩過ごしてよいのだろうか。
こうした観点から、当館では「ドミトリールームの個室化」「隔離用部屋の確保」を実施しております。
ただし満室可動ができない為、売上の面からは早く元通りに戻していきたいのが本音。
そこでこの条件を緩和する基準として、本年3月16日のプログにて
「Gotoトラベル再開まではドミトリールームの受入を1名様のみとする」と書いております。
(最近はGotoトラベルではなく全国旅行支援という言い方をしてるようです。)
これは政府の意思決定の際「再開は感染状況の改善が前提」というプロセスを経ているからであり、
ウイルスがゼロになることはない以上、感染者が宿泊する確率が限りなく低い段階で、
こちらも判断をしたいと考えております。
まあこの状況では夏休み中の全国旅行支援の再開はないと思いますので、
当館でも受入人数を増やすことはありません。安心してご宿泊をご検討ください。
1年前の2021年7月14日に「これからも感染対策が決め手でしたと言っていただくために」というブログを投稿しました。
あれから1年、久しぶりの旅に出たという方から、
安心して宿泊できたとのお声をいただくことが本当に増えました。
口先だけの「コロナ対策実施してます」ではなく、本当に徹底していることが伝わって安心したとのお声をいただいたときには、とても嬉しくなりました。
折角戻りかけていたかつての日常、また時計の針を戻さない為にも、
「安価で安全をご提供し、安心を感じていただけるゲストハウス」を徹底していきたいと思います!
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