いつもながら凄く久しぶりとなってしまったこのシリーズ、
今回は開業時に考えたことの一つ、
「ゲストハウスにおける個室ニーズについて」書いていきたいと思います。
ゲストハウスと言えば「バックパッカー・安宿」というイメージは今でも多くの方がお持ちだと思います。
そして就寝スペースは、上の写真のようなイメージなのではないでしょうか。
日本でも昔から「ユースホステル」や「寝台列車」などでおなじみの2段ベッドのスタイル。
ゲストハウスでは一般的に「ドミトリールーム」という名称であり、
多くのゲストハウスで客室のメインになっておりました。
現に私が開業前にゲストハウス巡り(主に当初の京都)をしていた時にも、多くがドミトリールームを主体とした宿であり、
個室はほとんどありませんでした。
当然私も計画の当初、物件探しの際は、
ドミトリールームを広く使えるところを中心に間取りを探しておりました。
しかし奈良のゲストハウスを廻っていると次第に、
「数少ない個室が満室となり、ドミトリールームはたくさん空きがある」ということに気づきました。
そしてそのことを奈良のゲストハウスオーナーに伺うと、
「最近は(2018年頃)は個室の方が人気になってきている」とのことでした。
都会から離れれば離れるほど、個室が人気というゲストハウスが多いように感じました。
京都ではなく大和八木を選んだ(この辺の詳細はこちらのブログをご覧下さい。)私はその理由について、
「ゲストハウス慣れしている方=安くて交流のあるドミトリーを」
「ゲストハウス初心者の方=少し高くてもプライバシーのある個室を」選ぶ傾向がある、という仮説を立て、
「宿が少なく旅慣れた方が少ないと思われる大和八木で開業する際は、個室が人気になるのでは?」と考え、
一定数の個室が確保できる間取りの物件を探すようになりました。
今となってはこちらのブログでも書いた通り、
ゲストハウス初体験という方が4割程度を占めるようになりました。
宿全体の評価だけじゃなく個室があるという安心感も、この結果に繋がっているのかなと感じます。
ゲストハウス開業を考えている方へ、
「ゲストハウスといえばドミトリーでしょ!」という固定概念は一旦置いといて、
それぞれの地域の需要や宿の方針をよく考えた上で、個室とドミトリーの比率をどうするのかは決めた方がよいと思います!
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