これまでにも何度か書いたかと思いますが、
当館は「ご宿泊の皆様全員が快適にお過ごしいただける環境」を提供すべく、
ハウスルールを細かく設定し、積極的に周知・徹底を促しております。
ほとんどのお客様には「ルールがあるから快適に過ごせる」ということをご理解いただいているのですが、
中には「安い宿は何をやっても自由だ」という認識をお持ちの方もいるのではないかと感じております。
今回はその辺りを考えてみたいと思います。
日本にゲストハウスという業態が浸透する前の安い宿とは、
「ユースホステル」や、所謂「ドヤ街にある素泊まり宿(簡易宿泊所)」なんだと思います。
私は宿泊したことがないので詳しくはわかりませんが、
ユースホステルとは若者やライダーのバックパック旅で多く利用されており、
ドヤ街の方は住居を持たない日雇い労働者が利用しているイメージがあります。
ユースホステルは交流をテーマにしており、
昔は「夜8時に集まってその日の宿泊者全員でミーティングをする」といったことがあったようですが、
基本的に自由であることが特徴だと聞いております。
一方ドヤ街の方はまさに「安かろう悪かろう」ということで、
とりあえず雨風をしのげる場所、とても清潔ではない場所という風であったと思います。
(カプセルホテルはドヤ街の宿の進化系なのかもしれませんね。)
日本にゲストハウスが誕生したのは1980年頃だとされておりますが、
本格的に認知されたのは2012年以降、入国ビザの緩和措置により
インバウンドが右肩上がりで増えていった時期になります。
まだ歴史が10年余りなので(しかもコロナ禍で空白期間もあり)、
ゲストハウスとはどういう宿なのか、イメージが人によって異なるのではないでしょうか。
なのでゲストハウスのことを、ユースホステルやドヤ街宿と同じように考えてしまう方がいても
無理はないと思います。
しかもゲストハウス業界には所謂業界団体のようなものや、大手チェーン店などもなく、
各宿がそれぞれで個性を出して頑張っている状態であるため、
尚更定義するのが難しいのかもしれません。
こうした経緯もあり、私は「ゲストハウスは何をしても良い、自由だ!」と考える人を
否定しません。
しかし当館、ゲストハウスはじまりにおいては、その考えでは困ります。
先述の通り、当館が第一に考えているのは「ご宿泊者全員が快適にお過ごしいただくこと」。
国籍も年齢も価値観も違う人たちが同じ建物で一晩を過ごすわけですから、
誰かが嫌だなと思われる可能性を少なくすることが大事であり、
積極的に取り組みことがオーナーとしての責務だと思っております。
これから「9連休」となる年末年始商戦が始まりますが、
ご宿泊の皆様には、これまでと変わらないご協力をお願い致します。
ご宿泊の皆様にご理解とご協力いただきたいことについては、
「【重要】冬季期間(12-2月)にご宿泊の方へお伝えしたいこと」にまとめております。
ご宿泊以前に、必ずご覧ください。
それでは年末年始も、たくさんの方とお会いできることを楽しみにしております!
以上、全くクリスマスにふさわしくない内容で失礼いたしました。。。笑
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