2020年備忘録、前回からの続きです！（前回はこちらをご覧ください。）

12月

11月の連休より明らかに増加傾向となっていたコロナ陽性者数、

それによって一連のGoToキャンペーンへの世間の風当たりが強くなっていきました。

そして12月14日、菅首相より突然、

「12/28～1/11の間、全国でGoToトラベルキャンペーンを一時停止」との方針が打ち出されます。

（詳細はこちらをご参照ください。）

同時に12/24まではキャンセル料無料という報道の影響もあり、

その他多くの宿泊施設同様、当館でも10件以上のキャンセルがありました。

「春のようなキャンセルの嵐が来るのだろうか」と暗い気持ちになりかけましたが、

なんとキャンセルが出たお部屋に、新たにGoTo適用なしでの予約が入ることになり、

年末年始は1/1を除く全ての日で予約打ち止めとなりました。

GoTo適用なしでも予約してくださった方にお話を伺うと、

「GoToが停止されて残念だったが、停止されていたとしても泊まってみたいと思った」

「どちらにしろ仕事や用事で泊まる必要があり、自分にとってちょうど都合の良い宿だった」

とのことでした。

決して高い宿から安い当館へ流れてきたというわけではありませんでした。

これはとても嬉しく、勇気の出るお言葉であり、そして以下のことを改めて気づきました。

・各種キャンペーンはあくまで旅の「きっかけ」だということ

・価格ではなく、本質的に「泊まりたい」と思っていただけるような宿づくりが大切

安易な値下げやキャンペーンに頼るのではなく、

宿の魅力をしっかりとアピールすることで「ワクワク」「安心」「信頼」していただけるような、

そんな宿づくりを追求していこうと決めました。

かれこれ4か月近くにわたり書いてきました「2020年備忘録」、

最後にまとめと、2021年のこれまでのことをさらっと振り返って、このシリーズを終了したいと思います！