新年あけましておめでとうございます!!
本年も宜しくお願い致します。
新年1発目は奈良の話題を!と思い、いつものシリーズ、
1月のオススメスポットご紹介をしたいと思います。
寒くて家から出るのも億劫になりがちな季節ですが、そんな1月ならではの景色もあります!
是非ご覧ください!
初詣は歴史と文化が息づく奈良中南部で
昨年は三が日で約120万人もの参拝者が訪れた関西屈指の初詣スポット「橿原神宮」。
三が日は県民・県外から多くの方がお詣りに訪れ、多くの屋台が並びます。
ただ4日以降は人出が落ち着くかと思われますので、落ち着いてお詣りすることができます!
拝殿の奥、普段は立ち入ることができない場所にも入ることができて、
特別な時間を過ごすことができます!
初詣の際の注意点はこちらからご覧ください。
国造りの神・大物主大神を三輪山に祀る日本最古の神社の一つ「大神神社」。
こちらも三が日で約50万人が訪れる人気の神社、神聖な空気が心地よくお詣りできる神社です。
境内にある「久延彦神社」は知恵の神様が祀られていることから受験生にも人気です。
2年前の元旦の朝にお客様が参拝された時の写真です。
いつもよりはもちろん多いものの、大混雑という程ではないようです。
こちらも5日を過ぎるともう少し落ち着いてのんびりとお詣りできそうです。
(三輪山登拝は1月20日から再開予定となりますのでご注意ください。)
日本三大文殊の一つ、国宝渡海文殊菩薩群像を祀る「安倍文殊院」。
学業成就にご利益があることから、受験生やその家族の方が毎年多く参拝され
もの凄い数の絵馬がかけられております。
厄除けのお寺でもあるので、厄年の方のお詣りも多いです。
境内に小高い丘があり、合格門という縁起のよさそうな門をくぐって登ると、
今年の干支をパンジーの花で描いた大きな絵を見ることができます。
2匹の蛇が「み」を表している他、☆は厄除けを意味するとのこと。
縁起がよさそうですね!
関西では1月15日迄が「松の内」という所謂お正月期間であり、
各家庭のしめ縄や門松などもこの日まで飾られております。
初詣も15日までに行けばよいとされているようなので、人出が落ち着く頃に行くのも良いですね!!
国宝壁画の実物をこの目で
古墳時代末期に造られた被葬者不明の2つの古墳。
その石室に描かれていた、日本でこの2つしか見つかっていない壁画。
1200年の時を超えて、その実物を見るイベントが開催されます!
開催:1月18日(土)~1月24日(金)
場所:国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設(高松塚古墳近く)
費用:無料
公開:西壁男子群像・西壁白虎・西壁女子群像・天井星宿図
開催:1月18日(土)~2月16日(日)※1/29、2/10は休館
場所:キトラ古墳壁画体験館 四神の館1階(キトラ古墳近く)
費用:無料
公開:北壁「玄武」
いずれも事前申込制で第一次応募は終了しましたが、
既に定員に達していない枠の第二次募集がスタートしております!
興味のある方は上記から特設サイトをチェックしてみてください!!
行って絶対損はないですよー!
明日香村の伝統儀式
明日香村を流れる飛鳥川。
稲渕地区には「男綱」が、それより上流の柏森地区には「女綱」が掛けられております。
これは悪疫が上流から村へ侵入してくるのを防ぎ、村を守るという意味の儀式であり、
子孫繁栄と五穀豊穣が祈願されております。
そして男綱・女綱共に1月11日(土)、年に一度掛け替える神事が執り行われます。
観覧は自由とのこと、飛鳥の歴史と文化に触れる良い機会になりそうです。
1月ならではの花の景色
飛鳥時代に創建、後に中将姫がこの地に掘った井戸を使って
當麻曼荼羅を織り上げたという伝説が残る「石光寺」。
お花の生育に力を入れているお寺で、1月上旬まで寒牡丹を楽しむことができます。
傘の下に咲く様子が可愛いです。
さらに石光寺では約30年前に日本最古の石仏(弥勒如来仏)が発掘されました。
普段は非公開ですが、1月中は期間限定公開されております。
1.5mもあり、中将姫伝説とも所縁のある石仏でオススメです!
石光寺の近く、二上山の麓にある「當麻寺奥之院」。
浄土宗であるこちらには、極楽浄土をイメージした「浄土庭園」があり、
そちらでたくさんの冬牡丹を楽しむことができます。
背景に二上山があり、本当に極楽浄土にいるかのような落ち着いた雰囲気があります。
そして奥之院から階段を降りたところには當麻寺の境内が広がるのですが、
共に国宝である東塔と西塔を一度に目にすることができるのはここしかないそうです。
国宝や重要文化財の仏像などが山ほどある當麻寺へお越しの際にも、奥之院まで足を運ぶ価値はあると思います!
西国三十三カ所巡礼第8番札所であり通称「花の御寺」と呼ばれる「長谷寺」。
主に399段ある重文・登廊周辺にて、冬牡丹を楽しむことができます。
紫陽花や牡丹の時期と比べて落ち着いてお詣りできる点もオススメ!
標高が高く年に数度は雪が降るのですが、傘に雪が被った様子が見れればラッキーです。
最後は日本の原風景広がる「明日香村」。
村の至る所に冬に咲く蝋梅(ロウバイ)が咲いているのですが、
その中でも「八釣地区(万葉集に出てくる名前でもあります)」ではこのような大きな蝋梅の木があります。
小さくてとても甘い香りのする可憐な花。
飛鳥寺の裏手など至る所で蝋梅を見ることができますので、明日香村散策の際は要チェックです!
成人の日以降の1月は、恐らく1年で最も人出が落ち着く季節となります。
恐らく当館でもゆったりとした時間が流れるでしょう。
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