週末を中心に多くの方が訪れている藤原宮跡・蓮の花。
例年見頃は7月末までですが、今年の状況はどうなのか、
昨日実際に現地へ行って、確かめて参りました!

藤原宮跡の蓮は、上図の通り3つのエリアから構成されております。
図の下から「北エリア」「中エリア」「南エリア」となりますので、
北エリアから順にご紹介していきたいと思います!

こちらが北エリア全体の様子です。
落ちてしまった花もあるものの、全体的にまだまだ見頃は続いております。
この日は10時過ぎの訪問で、既に太陽の光をガンガン浴びていたので花の形がやや崩れていましたが、
もう少し早い時間であればもっと綺麗な花を見ることができると思います!



どのエリアからも見えますが、もちろん北エリアからも大和三山を背景とすることができます。
大和三山とは、香具山・畝傍山・耳成山の3つの山の総称。
藤原宮跡を囲む形で三角形に配置されており、
中大兄皇子(のちの天智天皇)が大和三山と恋の三角関係を掛けて詠んだ句が、
万葉集に掲載されているほど、由緒のある山々となります。(詳細はこちらをご覧ください。)
地元民は何気なく見ている山ですが、古代ロマンの詰まった素敵な山々。
それらを背景に咲く蓮の花に、古代への想いを馳せてみるのも良いのではないでしょうか。



続いて中エリアへ。
こちらはまだ蕾の花も、既に咲き終わった花も、今見頃の花もあるので、
まだあと1週間ぐらいは楽しめそうだという状態でした!
こちらは「古代蓮」1種類のみとのことですが、とても綺麗でした。


古代蓮の特徴は、白い花びらの周囲がほんのりピンク色であることだと思います。
恐らく一番オーソドックスなものだと思いますが、
日本の夏の光景には、この古代蓮がピッタリなように感じます。
もちろん他の種類もそれぞれ特徴があって、見比べるとより楽しめます!

南エリアはまだ蕾が多く、来週いっぱいお楽しみいただけそうだと感じました。
6種類の蓮が咲くとのことなので、またもう一度行って違いを見てみたいと思いました。

写真に写っていた赤い柱は、かつてここに藤原京の「朝堂院東門」があった跡地であり、
そこに近年建設されたモニュメントです。
その近くに、3年ほど前までここで植えられていたキバナコスモスが、
当時の名残なのか、少しだけですが咲いておりました。
蓮とは打って変わって眩しい色、夏のエネルギーを感じる色でした。

上図は藤原宮跡全体の案内図です。
図の中に書かれている「ハナハス」というところが、蓮の花畑になります。
駐車場は無料、DかFに駐車されるのがオススメです。
蓮畑横の道は大変狭く、こちらに駐車はできませんのでご注意ください。
自転車の場合は蓮の花畑近くまで進み、ベンチの近くのスペースに駐輪することができます。
いずれにしても近くにお手洗いやお店はなく、日陰ですら限られた場所にしかないので、
暑さ対策はくれぐれもお気を付けください。

最新の開花状況は、橿原市ホームページ(こちら)からチェックできます。
蓮の花はお昼ごろには閉じてしまいますので、午前中に行っていただく必要があり、
また雲間のない晴れた日であれば11時過ぎから花の形が崩れてきますので、
なるべく早い時間に行っていただくのがベストです!
当館にご宿泊いただいた方にはレンタサイクルをお貸ししており、
自転車だと約15分で到着します。(平坦な道です。)
※19時ぐらいの夕暮れ時も、情緒があってエモいです。

もちろん歴史が好きで藤原宮跡を堪能したいという方もオススメ!
多くの方にご覧いただきたい、奈良中南部の夏の風物詩です!
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