先月の熊本地震により、熊本県のみならず九州全域で
宿泊キャンセルが相次ぎ、大きな影響を受けてしまっております。
以前のブログで「地元の方が望むのならば、過度な自粛は必要ないと思う」と書きましたが(詳細はこちら)、
物理的な被害が少ないと思われる福岡県や佐賀県までキャンセルが出たということを考えると(詳細はこちらの記事より)、
やはり他地域の方による「過度な自粛」があったことは事実なんだと思います。
そんな中「またこの手法か」と思わざるを得ないニュースが。
10月1日宿泊分より、九州地方への宿泊代を最大50%(熊本・鹿児島県は60%)補助するという
「九州ふっこう応援割」が開始されるようです。
(詳細はこちら、観光庁リリースより)
1泊2万円のホテルが1万円に、熊本・鹿児島県であれば8000円になるということです。
コロナ禍での「GoToトラベル」「全国旅行支援」と同じようなスキームになりそうです。
(詳細はまだ決まっていないようです。)
まだ予約開始日などは決まっておらず、
本キャンペーンにどれだけの予算が使われるのかははっきりしませんが、
早期に予算終了となる可能性があることから、
開始日は予約殺到し「サーバーに繋がりません」状態になってもおかしくないですよね。
いち早く予約した人たちを「情報感度の高い勝ち組」と評する流れがありますが、
こうした方々には、本当に被災地を応援しようという気持ちがあるのでしょうか。
私はGoToトラベルから続く、
宿泊料金を割引して観光需要を生み出すというやり方は否定しません。
宿泊業は、地域の飲食・交通・観光地などへの影響が大きいため、
割引いた予算以上の経済効果が生まれる、よく考えられた施策だと思います。
ただしこれは、宿泊需要そのものが落ち込んでいるタイミングでするもの。
元々10~11月は暑さが和らぎ、自然や食を楽しめるシーズンであるため、
観光需要が増える時期です。
ふっこう割が「泊まりに行ってもいいんだよ!」というサインにはなると思いますが、
元々需要が高まる時期ですから、潤沢な予算を使わず、
少額な予算で早めに打ち切りにしても良いのではないかと思います。
なぜなら、こういった類の割引で泊まりに来るお客様は、
「割引だから来る」方であり、本当に復興を願う方ではない可能性が高く、
リピーターとして次に繋がることは考えにくいからです。
(SNSでお得な旅の方法!などと投稿している人はだいたいこういう人だと思います。)
そもそも、8・9月に失った売上を10月以降で取り返すことはできません。
ベッド数の上限が決まっている以上、機会損失分は取り戻せないからです。
値段を上げれば良いのですが、今の時代「便乗値上げだ!」と評判が下がる結果になりかねません。
(既にこんな記事が出ております。批判をする側にどれだけ復興を願う気持ちがあるのかはわかりませんが。。)
そしてキャンペーン参加によるデメリットもあります。
(私ならばこういったキャンペーンに無条件で参加はしません。)
割引とかお得とか、そういった言葉に踊らされた方ではなく、
本当に復興を願い、被災地域を応援したいという気持ちがある方に届くことを願っております。
お得にゆっくり楽しみたいという旅行も普段なら良いとは思いますが、
現地のリアルを知る・学ぶ旅を通じて現地の復興を願うというのは、
今しかできない貴重な体験だと思います!
(私も年内には熊本へ行きたいと思います!!)
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