2か月ぶりとなった本シリーズ。

今回は「割引や限定サービスはなるべく控えよう」というテーマについて

書いていきたいと思います。

リピーターさんからいただいた「のびのびーくん」。8/28の様子。
リピーターさんからいただいた「のびのびーくん」。8/28の様子。

開業する前は、本当にお客様が来てくれるのかと不安になります。

そして初めての予約が入る&初めてのご宿泊があるととても嬉しくなり、

せっかくだから何かしてあげたい!と思いませんか。

また思ったほど予約が入らないと不安になり、

「〇月限定で△円引き!」「▲▲をサービス!」をしたくなりませんか。

気持ちはとてもよくわかります。

ただ経験上、安易な割引やサービスは絶対にやめるべきです。

なぜなら、割引やサービスに惹かれて宿泊された方は、

割引やサービスがなくなると、宿泊してくれなくなるからです。

のびのびーくん、9/1の様子。気づいたら少し草が生えてました。
のびのびーくん、9/1の様子。気づいたら少し草が生えてました。

仮に定価5,000円と設定していたところを1,000円引きにしたとしましょう。

オーナーとしては、20%引きの特別価格で提供しているという認識ですが、

初めて宿泊するお客様からすると「4,000円の宿」という認識になります。

(たとえ予約画面に「1,000円引き」と書かれていても、そこは忘れがちです。)

つまり、折角のサービスが、当たり前のこととして認識されてしまうのです。

そしてその後に1,000円引きを辞めた時、

お客様は「以前は4,000円だったのに5,000円へ値上げされてる」と感じ、

もう来てくれなくなります。

さらに、来てくれないからと再度1,000円引きをしてしまうと、

もう沼にハマったのも同然。

1,000円引きが常態化することになるでしょう。

のびのびーくん、9/3の様子。一気に生えたのでこの後少し切りました。
のびのびーくん、9/3の様子。一気に生えたのでこの後少し切りました。

私がお客様の立場で、こんな経験をしたことがあります。

15年以上前に京都でオープンした、あるラーメン屋がありました。

大学生だった私はそのお店の味が好きでよく通っていましたが、

大学卒業と同時に上京したことで、そのラーメン屋のことは忘れてしまっておりました。

そして約5年前、ゲストハウス開業後に、

新店が奈良市にオープンするということを知りました。

調べてみると京阪神で10店舗ほど展開されているようで、懐かしくてすぐに行き、

久々のあの味に感動したのを覚えております。

ここまでなら良いのですが問題はこの後。

公式アプリがあったので登録すると、

「〇ポイント溜まると△円引き」「次回サイドメニュー無料!」といったクーポンが

毎日のように通知が届くようになりました。

最初は嬉しくてずっとチェックし、行く度に利用していたのですが、

頻繁に届くと、それが当たり前のように感じてしまい、

逆にクーポンがないと「損だ」と思うようになってしまいました。

純粋に味が好きで行きたかったのに、クーポンがなくて損だという感情が生まれてしまった結果、

ただ食べたいというだけでは行けないお店になってしまいました。

クーポンの魔力に毒されてしまった自分を情けなく思うと同時に、

あの時アプリを登録しなければ、純粋に楽しめていたのかなとも思います。

のびのびーくん、9/7の様子。切ったのにまたボサボサになってきました。
のびのびーくん、9/7の様子。切ったのにまたボサボサになってきました。

とはいえ「ご新規さんをとにかくたくさん集客することが大事!」

という考え方も否定はしません。

当館のような観光地として人気があるわけではない(=需要が少ない)エリアでは、

個人がどれだけ頑張っても「ご新規さんの集客」が爆増することは考えられませんので、

「ご新規さん」が「リピーターさん」になっていただけるようにする必要があります。

元々需要の高い東京や京都・大阪などでは、

集客が成功すれば、リピーターさんに頼らなくても経営が成り立つはずですから、

損益を念頭に入れながら割引策を活用するのは、合理的な選択かもしれません。

ただしゲストハウス開業を目指す方に目指していただきたいのは、

「リピーターさんが来てくださった時の喜びを味わうこと」です。

どんな言葉よりも、どんな口コミよりも、

2回目の予約が入った時の喜びを感じていただきたいなと思います。

のびのびーくん、9/8の様子。のびてきたのでM字型に切りました。笑
のびのびーくん、9/8の様子。のびてきたのでM字型に切りました。笑

ご宿泊者様にとっては嬉しい「割引」「特別サービス」ですが、

運営側としては慎重に検討しましょう。

割引やサービスに喜びを感じていただくのではなく、

「宿泊体験そのもの」に喜びを感じていただけるよう、取り組んでいただければ幸いです!

★☆ コメント・お問い合わせはこちら ☆★

https://guesthouse-hajimari.jp/
contact/index.html#contact_web

公式Instagramもチェック!

https://www.instagram.com/
guesthousehajimari/