8月11日。

ついに起こってはならないことが起きてしまいました。

それは、前回のブログでも話していた通り、

「①男性の方が女性専用ドミトリールームを予約」し、

その日は他に空いている部屋がなかったことから、

泊まれない旨をこちらから再三にわたり連絡するも「②返信がなく」、

さらに当日も来ずに「③無断キャンセル」になったということです。

3つのトラブルが重なったというケースは今までにありませんでした。

（現地決済を選択されていたので、キャンセル料の回収は望めなさそうです。）

①～③に関して、当然ながら最も悪いのは、予約者自身です。

予約時に部屋を間違えたこと、そして再三にわたる連絡を無視したこと、

そして当日も何の連絡もせずにキャンセルをしたこと、

これらは決して許されるべきものではありませんし、舐めんじゃねーぞ！と思います。

ただしこうなってしまった遠因として、この人が「Agoda」という予約サイトを使ってしまったことにもあります。

上の画像は、Googleで「ゲストハウスはじまり」と検索し、

チェックイン・アウトと人数を入力すると表示される、各予約サイトのプラン比較という画面です。

10以上のサイトから当館の予約が出来るようになっておりますが、

当館が空き部屋を提供しているサイトはこの中だと

「公式サイト」「楽天トラベル」「じゃらん」「Booking.com」のみで、

後は所謂これらサイトからの「転売」となっております。

（他にも「Airbnb」にも提供しております。）

今回利用された「Agoda」も、Booking.comからの転売という形で予約されておりました。

※正式には転売ではなく「在庫の横流し」と言った方が正しいかもしれません。

ではこれがなぜトラブルの原因になりやすいのか。

理由は２つあります。

①Agodaと直接話ができない。

今回の場合、まずは男性の名前で女性専用ドミトリールームを予約するという向こうのミスがありました。

予約はAgodaからBooking.comを経由して当館へと届くため、

顧客のミスによる対応をお願いしようにも、Booking.comを経由して依頼をする必要がある為、

迅速な対応が期待できません。

（結局Booking,comの担当者も二度目以降返信がありませんでした。。。）

②Agoda経由の予約は、お客様の電話番号を教えてくれない。

直接取引をしている楽天トラベル、じゃらん、Booking.com、Airbnbからの予約情報には、

必ずお客様の電話番号（主に携帯）が書かれておりますので、

今回のような緊急で連絡を取る必要がある場合は、当方から繋がるまで電話をします。

しかし今回のようなAgoda経由の予約は電話番号を教えてくれないので、

見ているかわからないメッセージしか、お客様とコンタクトを取る術がありません。

何故教えてくれないのか、理由は不明です。災害時などはどうするんだろうと思います。

「じゃあBooking.comに他サイトへの転売を止めるようにしてもらえば良いのでは？」という方がいるかと思います。

私も全く同意見で、転売を止めてほしい、もしくは転売するかしないかを選択できるようにしてほしいのですが、

Booking.comの規約上、宿側が転売をコントロールできないことになっている（らしい）のです。

「ではBooking.comへの部屋提供を止めれば？」という意見もあろうかと思います。

日本人の方の利用だけであれば他に予約する手段があるので止めても良いのですが、

外国の方は90%以上、Booking.comからの予約だという現実があります。（AirbnbやGoogleからの予約はわずかです。）

現状外国籍の方の宿泊人数構成比は全体の10-20％程度、個人的には20-30％程度が理想だと思っております。

ゲストハウスならではの交流の場に外国の方がいると、より視野の広い交流が出来て皆様にとって良い思い出になるからであり、

それを閉ざしてしまうようなことはしたくない、というのが本音です。

色々書いてきましたが、結論は前回のブログと同じく予約をされた方に対し、

「事前のメールや電話は確認し、すぐに対応していただきたい」ということです。

そして付け加えるのならば、予約をされる際は直接予約（ホームページ、LINEなど）はもちろん、

楽天トラベル、じゃらん、Booking.com、Airbnbのいずれかでお願いしたいということです。

転売した予約が直接予約より安いことはありえませんし、

突発的なことが起こった時の対応もお互いに迅速に行うことができます。

もうア〇ダは利用しないでいただけると助かります。。。