約4か月半ぶりの本シリーズ!
今回はゲストハウスという空間を作るにあたっての「オシャレと居心地」について
考えていきたいと思います。
ゲストハウスの開業を具体的に検討し始めたのは2016年頃でした。
当時はインバウンドが右肩上がりで増加し、
特に有名観光地には雨後の筍の如く、ゲストハウスが爆増しておりました。
当然たくさんできる中で「差別化」「個性」という観点から、
まるでスターバックスやホテルのバーのような、オシャレな共有スペースを備えたゲストハウスが生まれておりました。
また、京都の町家を和モダンにリノベーションしたような、これまたオシャレなゲストハウスもありました。
最初その空間に入った時は、そのオシャレさに感動し、
「居心地がよさそうな共有スペース、こんな風な空間を自分も作りたい!」と思いました。
しかし色んなゲストハウスを巡るうちに、考えが少しずつ変わりました。
オシャレな共有スペースで時間を潰したり明日の予定を考えようとしても、
誰もいない空間、オーナーやスタッフがいない空間、スタッフがいても別の仕事をしている空間だと、
なんだか変な緊張感からか居心地が悪くなり、
自分の空間であるベッドスペースに帰ってしまっておりました。
その時に感じたことは、
スターバックスの居心地が良いのは、オシャレな内装だからだけではなく、
あのコーヒーやスイーツがあり、そしてスタッフの笑顔の接客があるからなんだ、ということ。
逆に言うと、いくら内装をスターバックスのようにオシャレなものにしても、
モノやヒトの「温もり」がない空間は、居心地がよくないのだと感じました。
オシャレとは言い難くても、居心地の良さを感じるゲストハウスもたくさんありました。
細かく要因を挙げるとそれぞれ違うのですが、概ね共通して言えることは、
「清潔感があり細かい配慮が行き届いていると感じる空間」
「人の温もりの気配を感じる空間」に、居心地の良さを感じました。
オーナーやスタッフ、他のゲストさんとものすごくたくさん話したわけではなくても、
温かさを感じることができるがあり、それはオシャレとはイコールではないのだと気づき、
自分のゲストハウスは、清潔で温かさのある空間をつくろうと思いました。
そして今、ご宿泊いただいた多くの方が当館のことを
「綺麗で清潔」「実家のような安心感」「居心地が良い」と言ってくださっております。
あの頃に戻れるのなら、胸を張って言ってあげたいと思います!
そして今後とも継続していけるよう頑張りたいと思います!!
公式Instagramもチェック!
https://www.instagram.com/guesthousehajimari/
★☆ コメント・お問い合わせはこちら ☆★
https://guesthouse-hajimari.jp/contact/index.html#contact_web