ゲストハウスはじまり開業までの経緯や思いを書いていくこのシリーズ、

今回は「奈良を選んだ理由」について書いていきたいと思います！

（前回はこちらをご覧ください。）

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初めてゲストハウスに宿泊した2014年11月以来、すっかり一人旅にハマってしまい、

時間を見つけては（年2回ぐらいですが）一人旅に出かけ、ゲストハウスに泊まるようになりました。

そして徐々に自分の中で「旅のもう一つの思い出を感じてもらえるようなゲストハウスを作りたい」という思いが生まれ、

2017年の夏、京都の町家ゲストハウスに宿泊した際の雰囲気が良かったことから、

「地元で、且つよく知る京都の町でゲストハウスをしたい！」と思うようになりました。

色々調べると住み込みでスタッフを募集しているゲストハウスが見つかり、「ここしかないっ！」と思った私は、

当時働いていた会社へ辞めたいという意思を伝えました。

しかし引き留めていただき、もう1年は働くことに。

それならその1年間で、色んなゲストハウスを巡って勉強しようと考えました。

それから月2回ほどゲストハウスに泊まるようになりました。

すると冬場になったある時、とあるゲストハウスが「1泊980円」に。

あまりの安さに衝撃を受け宿泊してみましたが、普通に綺麗なゲストハウス。

オーナーさんとお話させていただいたのですが、既にゲストハウスの数が約3,000件あり、

閑散期は特に過当競争となり値下げ合戦になっている、

このまま新規開業ラッシュが続くと、年中値下げ合戦になってしまうかもしれない、と言われました。

「家賃が高騰している京都で値下げ合戦となると、ビジネスとして厳しいのではないか」と感じ、

他の場所も候補に入れ探すことに。

父親の実家が奈良県（橿原市）にあった為、一度奈良に行ってみることにしました。

最初は有名な奈良公園周辺へ。

同じ古都でありながら、奈良はとてもおおらかな優しい空気が流れる場所だと感じ、

また人の優しさにも触れました。

（何を聞いてもとても丁寧に教えてくれる印象でした。）

その後何度か奈良公園や平城宮跡などへ行った後、実家の近くにある「明日香村」へ行きました。

日本の原風景と呼ばれる綺麗な街並み。

古代からずっと流れているような清々しい空気。

古代ロマン溢れる史跡の数々。

サラリーマンで都会に住んでいた私に欠けていた何かが、ここにあるような気がしました。

特に飛鳥寺の「飛鳥大仏（日本で最も古い仏像）」を見た時に、

1400年以上人々の祈りを聞受けとめ続けてきたのだと思うと、身震いするほど感動したことを覚えています。

子どもの頃以来の明日香村でしたが、

この地でゲストハウスをしたい！と強く思うようになりました。

本日はここまで！

次回に続きますー。