先週、新宮方面へ旅に出た際、

前から一度乗ってみたかった「八木新宮バス」、遂に乗車することができました！

今回はその模様を、写真付きでご紹介いたします。

路線図はこちら。こんな長いの見たことありません。笑

全長169.9km、停留所168、

高速道路を使わない路線では日本一の走行距離を誇るバスとなります。

始発は当館の最寄り駅でもある「大和八木駅」の南口。

事前予約などは不要、ICカードも使えます。終点の新宮駅までは5,350円となります。

後部座席から見たバスの中はこんな感じ。

普通の路線バスであり、横向きの座席はないものの当然リクライニングはありません。

若干普通のバスよりも座席がふかふかしてたかなーと感じましたが・・・笑

まずは橿原市から大和高田市→御所市（ごせし）へ。

西日本最大級の面積を誇る「イオンモール橿原」を通り過ぎていきます。

まだまだ都会の景色です。

近鉄御所駅から第1の休憩所「五條バスセンター」へ。

かもきみの湯や風の森といったバス停を通り過ぎていきます。

徐々に田園風景や山並みが近くに見えるようになりますが、まだまだ建物が多く見えます。

出発してから約1時間、1つ目の休憩所「五條バスセンター」に到着。

こちらで10分間のトイレ休憩があります。（次の休憩地まで2時間です。）

イオンと隣接しているので、頑張ればちょっとしたお買い物ができるかもしれません。

五條バスセンターを出発し、吉野川を越えると、

だんだん山を登っていきます。

十津川村へ入ると、すっかり山の中の景色に。

果てしなく深い山並みに癒されます。

五條バスセンターから約2時間、２つめの休憩所「上野地」到着です。

こちらでは20分の休憩があります。（もちろんお手洗いはございます。）

この停留所の近く（徒歩3分程）に、観光名所として知られる「谷瀬の吊り橋」があります！

全長297mで高さは54m、生活用の吊り橋としては日本一の長さを誇ります。

頑張れば対岸まで往復できるぐらいの余裕はあります！（私は怖くて慎重に進んだので、半分ほどで引き返しました。。。笑）

ずっとバスに座りっぱなしなので、楽しく体を動かせます。

そして再び出発、十津川村の集落の中をゆっくりと2時間程進みます。

（ウトウトとしてしまい、写真を撮ってませんでした。。。）

最後の休憩所「十津川温泉」へ到着！

こちらでは10分の休憩となります。

こちらには無料で入れる足湯があります。

また停留所から見る十津川の風景がとても綺麗でした。

さあ残りは1時間半弱です！

和歌山県田辺市に入るまではだいたいこのような風景が広がります。

青空ではありませんでしたが、遠くの山に霧がかかっている神秘的な景色でした。

田辺市に入った途端大雨が！

観光地として有名な「熊野本宮大社」「湯の峰温泉」を通り過ぎていきます。

（翌日レンタカーでこの2ヶ所へ行きました。とてもよかったです。）

そして国道168号、熊野川沿いをしばらく進み、新宮市へ。

最後の20分程は新宮市の街並みを通り抜けていきます。

（終点の一つ手前に「熊野速玉大社前」停留所があります。こちらも熊野三山の一つです。）

15時44分、終点の新宮駅に到着！

休憩込みで約6時間半の乗車となりました。

相当疲れるのではないかと覚悟して行きましたが、途中ウトウトしていたこともあり、

思ったほど疲れず、快適に過ごせました。

元々このバスに乗ろうと思ったきっかけは、

バス目当てで大和八木の当館で前泊をされるお客様が多くいらっしゃったことでした。

どう考えても車の方が距離も時間も短く済むのですが、

八木新宮バスには旅に欠かせない「ロマン」が溢れていると感じました！

きっと前泊をされてたお客様も、交通手段ではなく旅のロマンを求めていたのだと思います。

何かと効率を求める世の中ですが、

たまにはこんな旅もいいですよー！！