芸能の神様を祀る「天河大弁財天神社」、

古くから行者さんが大峯修行の前に立ち寄った「洞川温泉」「龍泉寺」、

夏場は涼しく冬場は暖かい気温8℃の大自然が織りなす「面不動鍾乳洞」など、

その土地ならではの名所がたくさんあり多くの方を魅了する「天川村」。

ただ奈良の南部は時に「秘境」と呼ばれるほど山深く、

それゆえ「車じゃないと行けない」と思う方も多いのではないでしょうか。

私もバスの存在は知っていたものの、日帰りは無理だと最近まで思ってました。

しかしよくよくバスを調べてみると、

少し頑張ればなんと、天河大弁財天神社はいつでも、

更に時期によっては洞川温泉エリアまで行けちゃうことが判明!

「これは行ってみるしかない!」と思い、6日(月)に行ってみました。

実際に利用した公共交通機関の時刻も併せて書き、

最後に詳細をまとめた「プラン表」を貼っておきますので、是非ご参照ください!

※電車は2025,10,6時点の平日時刻のものとなります。

平日朝の大和八木駅。通勤通学の方が多い。
平日朝の大和八木駅。通勤通学の方が多い。

7:45 近鉄大和八木駅→橿原神宮前駅行きへ乗車

改札を抜けて目の前にある5番乗り場から、急行橿原神宮前駅電車に乗ります。

大和八木駅の朝は通勤通学の方が多くいらっしゃいますのでお気をつけて。

乗車時間は6分程度です。

橿原神宮前駅。吉野方面の4・5番ホームへ。
橿原神宮前駅。吉野方面の4・5番ホームへ。
吉野駅行き急行電車。学生が多く乗ってました。
吉野駅行き急行電車。学生が多く乗ってました。

8:00 近鉄橿原神宮前駅→吉野行き急行に乗車、下市口駅で下車

橿原神宮前駅で、吉野駅行き急行に乗り換えます。

急行と言っても全ての駅に停まる、実質普通電車です。

また特急電車も下市口駅に停車しますが、特急料金がかかる上に

所要時間があまり変わらないのでオススメしません。

なるべく急行電車で向かっていただければと思います。

乗車時間は約35分です。

近鉄下市口駅・平日朝の様子。
近鉄下市口駅・平日朝の様子。
駅近くのバス乗り場。待合室があります。
駅近くのバス乗り場。待合室があります。

8:47 奈良交通バス「中庵住」行きバス乗車→天河大弁財天社バス停へ!

近鉄下市口から徒歩すぐの場所に、このようなバスターミナルがあります。

天川村へ行くバスは「洞川(どろがわ)温泉」行きと、「中庵住(なかいおすみ)」行きがあり、

今回は「中庵住」行きのバスに乗車します。

いずれのバスも途中で「天川川合」というバス停を通過しますが、

こちらは天川村の玄関口であり起点となる交差点です。

後ほど出てきますので覚えておいていただければと思います!

バスはぐねぐねとした山道を行きますので、車酔いの危険がある方は

事前に酔い止めを飲んでおいた方がよいと思います。

天河大弁財天社バス停には9:50到着となります。

天河大弁財天社・境内
天河大弁財天社・境内

天河大弁財天社・拝殿(本殿は撮影禁止)
天河大弁財天社・拝殿(本殿は撮影禁止)
天河大弁財天社・鳥居
天河大弁財天社・鳥居

9:50 天河大弁財天社 ご参拝(約1時間)

バス停を降りるとすぐに鳥居が見え、境内に入ることができます。

下界との空気の違いや神聖な雰囲気を存分に感じていただきながら、

拝殿にて静粛にお詣りをしましょう。

これだけならば15分ほどで終わりますが、摂社・末社や関連の寺院・史跡などが

周辺にはたくさんありますので、せっかくなら巡ってみるのも良いかもしれません。

境内についてはこちらをご覧ください。

天河大弁財天社~県道に架かる橋から見た風景
天河大弁財天社~県道に架かる橋から見た風景

県道53号線(すずかけの道)。歩道があって歩きやすい道です。
県道53号線(すずかけの道)。歩道があって歩きやすい道です。
道の途中にある八坂神社。境内の杉の木が立派でした。
道の途中にある八坂神社。境内の杉の木が立派でした。

10:50 神社出発→天川川合バス停まで徒歩移動(約3.2km、40分)

名残惜しくも天河大弁財天社を後にし、天川村の自然と文化を感じながら、

整備された県道を歩いていきます。

途中、小さな神社や地元の商店に立ち寄ってみたりするのも良いですね。

普段からゆっくり歩くという方は、10時40分頃に神社を出発しておいた方が

よいかもしれません。

天川川合の交差点。村で唯一の信号が目印。
天川川合の交差点。村で唯一の信号が目印。
天川川合交差点近くの道の駅
天川川合交差点近くの道の駅
交差点近くに天川川合バス停。奥には観光案内所があります。
交差点近くに天川川合バス停。奥には観光案内所があります。

11:39 天川川合バス停→下市口駅行きバス乗車、下市口駅へ

天河大弁財天社のみ目的の方はここで下市口駅行きのバスに乗ります。

天川川合の近くには道の駅がありますので、時間があればお土産を見るのも良いですね!

下市口駅到着は12時35分となります。

ここまでのバスは時季問わず毎日運行しておりますのでご安心ください。

そして5/1~11/30までの間は、この後洞川温泉エリアに行くこともできます!

実際に行ってきましたので、下記にてその様子をご紹介します。

洞川温泉バス停
洞川温泉バス停

13:14 天川川合バス停→洞川温泉行きバス乗車

天川川合交差点付近にレストランやカフェが数件ございますので

そちらで昼食をとりながらお待ちいただき、13:14に出発、

洞川温泉バス停には13:38着となります。

※天川川合へ早く到着したのならば、11:14発→11:38着というバスもあります。

 この場合、洞川温泉エリアで昼食をとることをオススメします。

面不動鍾乳洞。タケノコのように生える鍾乳石が特徴。
面不動鍾乳洞。タケノコのように生える鍾乳石が特徴。

面不動鍾乳洞へ行くトロッコもオススメ!
面不動鍾乳洞へ行くトロッコもオススメ!

行者さんが大峯山修行の前に無事を祈願する龍泉寺
行者さんが大峯山修行の前に無事を祈願する龍泉寺

龍泉寺の境内から見る大峯山の山並みが素晴らしい。
龍泉寺の境内から見る大峯山の山並みが素晴らしい。
洞川温泉街。レトロな雰囲気が特徴。
洞川温泉街。レトロな雰囲気が特徴。
温泉宿のルーツは行者さんの宿であったそう。縁側が広くとられております。
温泉宿のルーツは行者さんの宿であったそう。縁側が広くとられております。

洞川温泉エリアの真ん中を流れる山上川。
洞川温泉エリアの真ん中を流れる山上川。
山上川にはあり得ない程のニジマスが泳いでおりました。
山上川にはあり得ない程のニジマスが泳いでおりました。

15:58 洞川温泉バス停→下市口行きバス乗車、下市口駅17:08着

※他にも14:58発、17:58発もあります(5-11月限定)。

上記写真にある「面不動鍾乳洞」「龍泉寺」「洞川温泉」をぐるっと歩いても、

2-3時間程度で巡ることができます!

また温泉に入りたいという場合は「洞川温泉ビジターセンター」がオススメ!

本年4月リニューアルしたばかりで綺麗な施設、日帰り入浴が楽しめます。

天川村行バス時刻表(2024,2,1改正)
天川村行バス時刻表(2024,2,1改正)

天川村行のバス時刻表、現時点で最新のものを貼っておきます。

天川村観光公式ホームページのアクセスページ(こちら)をご確認いただき、

間違いないかご確認くださいませ。

天川村・電車とバスで行く日帰りプランのご提案
天川村・電車とバスで行く日帰りプランのご提案

最後に、今回の内容をまとめた「プラン詳細画像」を

上記の通り作成してみました。

憧れの天河大弁財天社や天川村へ、電車とバスだけでも行くことができます!

是非ご参照ください。

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