4か月ぶりとなってしまった本シリーズ。

今回は開業前の方も、既に開業したという方も気になる「休み」問題について、

私の見解を書いていきたいと思います。

石上神宮①(2025,2,3撮影)
石上神宮①(2025,2,3撮影)

ワンオペ運営の場合、オーナーが休むということはイコール、

お店が休みになるということになります。

お店を休むということに対して、かつては私も

「この日(休館日)に宿泊を必要としている方がいるんだ」と考え、

使命感から休むことを悪だと感じ、

「当日の16時(当時のチェックイン時刻)まで予約がなければ、その日を休みにしよう」と決めておりました。

しかし開業から3ヶ月が過ぎたころ、その考えを断念することになりました。

石上神宮②(2025,2,3撮影)
石上神宮②(2025,2,3撮影)

確かに開業から3ヶ月間、おかげさまでほとんど休みなく毎日ご宿泊いただいていたこともあり、

体力的な疲労というものももちろんあったのですが、

それ以上に、毎日違う方と交流・おもてなしをする中で、やはり気を遣う部分もあり、

知らず知らずのうちに自分の中の「心のゆとり」みたいなものが擦り減っていたように思います。

(もちろん楽しかったですし、開業当初にご宿泊いただいた方には感謝しかございません。)

このままではゲストハウスのオーナーという仕事が嫌いになってしまうかもしれないと思い、

思い切って3日間ほど休みを取ってみました。

その間は昔通っていたバーに行ったり、明日香村をのんびり散策したりしました。

するとあっという間に心のゆとりが復活し、心からのおもてなしができるようになりました。

その経験から、定期的に休みを取らせていただくようになりました。

石上神宮③(2025,2,3撮影)
石上神宮③(2025,2,3撮影)

思い返すと、開業当初で慣れない仕事という環境の中、

交流も含めて当館のサービスをしっかりと提供するという「アウトプット」ばかりになっていて、

色んな方の知識や経験を吸収する、色んな場所へ行き刺激を受ける、などといった

「インプット」ができていなかったことが、心をすり減らす要因になっていました。

それ以降、奈良中南部のマイナーだけど魅力的な場所へ行って見たり、

奈良ならではの四季折々の自然に触れてみたり、

知り合いとお酒を飲んだりすることで、休みの日は積極的にインプットを心がけております。

そのおかげもあり、「好きな仕事を楽しく」できております。

もちろんご宿泊いただく皆様のおかげです。

石上神宮④(2025,2,3撮影)
石上神宮④(2025,2,3撮影)

冒頭に戻りますが、

自営業者が休みを取るということを、良くないことだと捉える方が、

お客様側だけでなく自営業者自身も一定数いらっしゃいます。

(年中無休を誇りに思っている方さえいるように感じます。)

それで楽しく仕事ができていれば良いのです。

でもそんな完ぺきな人間ばかりではありません。

疲弊しながらダラダラとお店を開けるぐらいなら、スパッと休んだ方が絶対に良いと思います。

そして休んだ分の売上損失は、開店日に取り戻すための努力をすれば良いのです。

インプットもせずだらだらと現状維持を続けている人よりも、

適切で効果的なインプットをした方が、必ず良いアイディアが浮かびます。

だから私は、ある程度休日を確保して積極的にインプットするよう心がけております。

それが自営業者にとって大切なことだと、身をもって体験したからです。

自分を犠牲にし続けてまで働く必要は、ないと思います。

石上神宮⑤(2025,2,3撮影)
石上神宮⑤(2025,2,3撮影)

目の前のお一人お一人のお客様と全力で向き合う為にも、

心のゆとりを持って仕事をするためにも、

是非とも休みは定期的に取り、

ただ寝て過ごすだけでなくインプットの時間に充てるようにしてください。

そして休みを取る分他の日で売上をどうカバーしていくのかも、考えてみてください。

くれぐれも自分の身を削って仕事するなんてことがないようにしましょうね。

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