今の仕事が増え続ける空き家問題解決の一助になれば。。。
2024年3月13日 18:30 ゲストハウス開業まで ,ゲストハウス事情 ,ゲストハウスはじまりについて ,観光・宿泊業界について ,前職で得た豆知識今現在、日本に空き家はどのぐらい存在するのでしょうか。
平成30年(2018年)時点で、全国で過去最大となる約849万戸の空き家が存在し、
空き家率はこちらも過去最大の13.6%となっております。
この中から賃貸マンションの空室や別荘など「利用されている空き家」を除き、
所謂「利用されていない本当の意味での空き家」は約349万戸。
内訳は一戸建てが約252万戸、長屋造の戸建てが約17万戸、分譲マンションが約80万戸となります。
(データはこちらを引用しました。)
令和5年に最新の調査が行われたようで近々最新のデータが公表されると思いますが、
恐らくこれより増えているのは間違いないと言われております。
これほどまでに空き家が増えているにもかかわらず、
新築マンションや一戸建てが、令和4年(2022年)で約86万戸も作られております。
内訳は分譲マンションが約10.8万戸、分譲戸建てが約14.6万戸、賃貸アパートが約34.5万戸、注文戸建てが約25.3万戸となります。
注文戸建て以外はいずれも前年より増加しており、全体としても緩やかに増加しているようです。
(データはこちらを引用しました。)
新築物件がまだまだ増えていく理由は、日本人に根強い「新築信仰」にあり、
またデベロッパーも「建築し、販売し、その資金で土地を仕入れて建築」を繰り返さないと息が止まってしまう、
いわば自転車操業のようなビジネスであることも原因と言われております。
空き家が増えると単純にその家が傷み朽ちていくだけでなく、
周辺環境に悪影響を及ぼしたり、住民に危険を及ぼす可能性もあります。
本当は買い手・借り手がつきそうな空き家は早く手放した方が色々な面で良いのですが、
「ご近所の体裁」や「様々な思い出が詰まった家」を売却・賃貸に出す決断ができない方が多く、
空き家があるのにも関わらず不動産市場に出てこない為、
空き家を買いたい・借りたいという方がいてもなかなかマッチしないというのが現状です。
そんな中、最近お越しのお客様で複数の方から
「空き家の活用について」という相談をいただきました。
色々お話しする中で、皆様の悩みをまとめると
「今ある空き家を今後どうしていくべきか」
「どう改装すれば綺麗で使いやすい家になるのか」ということでした。
思い返せば「ゲストハウスはじまり」は、
元々空き家だった築50年の家を借りてほどほどに改装しオープン、
そして「大和八木シェアハウス橿の木」は、
元々父の実家だった築80年超の家を耐震補強と全面リフォームをして、オープンしました。
いずれも一般の賃貸としては利用しづらく、このままでは長く空き家になりそうな物件でしたが、
ゲストハウスやシェアハウスという新たな価値を生み出すことができ、
ご宿泊の方やご入居の方に喜んでいただける居場所を作ることができました。
結果的に「空き家問題」への一つの答えを示すことができたのではないか、と考えております。
もし今空き家をお持ちで対策に悩んでいるという方がいらっしゃれば、
よろしければゲストハウスにご宿泊いただき、当館の様子をご覧ください。
ひょっとしたら空き家問題の解決の手がかりがあるかもしれません。
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