寒かった2月が終わり、ようやく少し春らしい気候となってまいりました!

3月になると一気に春が近づいていたような気になりますよね。

そして温かくなると、旅をしたくなりますよね!

ということで今回は、3月の奈良中南部、オススメスポットをご紹介します。

春を告げる特別な行事

長谷寺・本堂と舞台
長谷寺・本堂と舞台
長谷寺・登廊
長谷寺・登廊
長谷寺・本堂の中
長谷寺・本堂の中

西国三十三カ所巡礼の第8番札所であり、1000年以上朝の勤行が続いているとされる「長谷寺」。

高さ10mを超える御本尊の「十一面観音立像」の足元まで入り、

御身足を触って観音様とご縁を繋ぐことができる「御本尊特別拝観」が、

3月1日(金)~7月7日(日)まで開催されます。

長谷寺・本坊大講堂
長谷寺・本坊大講堂
本坊特別拝観・ご本尊御影大画軸(複製)
本坊特別拝観・ご本尊御影大画軸(複製)
長谷寺・宗宝蔵(宝物庫)
長谷寺・宗宝蔵(宝物庫)

同時期に開催される「本坊大講堂特別拝観」では、

明治期に建築された立派な御屋敷の中に、ご本尊と同じ大きさの掛け軸や

50mもの長谷寺縁起絵巻を見ることができ、

同じく開催される「春季特別寺宝展(宗宝蔵)」では、

昔から長谷寺境内に残されていた重要文化財の仏像などを拝むことができます。

全ての特別展示が見応え抜群です!

長谷寺・冬牡丹
長谷寺・冬牡丹

そして2月までの寒波の影響からか、2月末時点で未だこのような傘に被った

冬牡丹が咲いていたとのこと。あと少しは楽しめるかもしれません。

広い境内と初瀬の舞台から見る山々には、とても心癒される、奈良の魅力が溢れる空間です。

春の金峯山寺蔵王堂
春の金峯山寺蔵王堂

修験道の聖地であり世界遺産の「金峯山寺」。

秘仏として長年守られてきた金剛蔵王大権現3体が、

3月28日(金)~5月6日(火)まで御開帳され、拝むことができます。

過去・現在・未来を現す青い権現様、

鬼気迫る表情は迫力があり、1人きりの空間で自らを戒める良い機会になること間違いなしです!

本堂自体も東大寺に次ぐ2位の大きさで見応えがあります。

吉野山・桜本坊
吉野山・桜本坊

同じく吉野山の中千本と上千本の間に位置する「桜本坊」。

天武天皇が壬申の乱勝利に寄与したとして建立された由緒あるお寺で、

3月29日(土)~4月8日(日)、白鳳時代に造られた重要文化財の釈迦如来像が特別公開されます。

18cmと小さな御仏は、創建当時に天武天皇が献上したものとされております。

天武天皇が見た御仏をこの目で見れるのは貴重な機会だと思います!

室生寺・金堂
室生寺・金堂
室生寺・金堂特別拝観の様子
室生寺・金堂特別拝観の様子

通称「女人高野」として古くから多くの方の信仰を集める「室生寺」。

平安時代に建てられた国宝・金堂の中にいらっしゃる、

国宝・釈迦如来立像を始めとした仏様達を目の前で拝むことができる「金堂特別拝観」が、

3月29日(土)~5月6日(火)まで開催されます。

毎度お詣りするたびに新鮮な気持ちで感動する、不思議な魅力のある仏様たちです。

石舞台古墳・夜桜ライトアップ①
石舞台古墳・夜桜ライトアップ①

石舞台古墳・夜桜ライトアップ②
石舞台古墳・夜桜ライトアップ②

日本の原風景広がる明日香村のシンボル「石舞台古墳」。

石舞台古墳の周りは全て桜が咲くのですが、

そちらで3月29日(土)~4月6日(日)の18~21時、夜桜ライトアップがあります。(開花状況によって変更有)

桜のライトアップだけでも綺麗なのに、ここにしかない巨石と原風景が何とも言えず美しいです。

石室の中から月を見れればそれもラッキー!

幻想的な桜を是非ご覧になってみてください。

春を告げる花たち

明日香村・河津桜の丘①(2024,2,27)
明日香村・河津桜の丘①(2024,2,27)

明日香村・河津桜の丘②(2024,2,27)
明日香村・河津桜の丘②(2024,2,27)

新明日香村村役場から南に進んだところにある「河津桜の丘」。

昨年の今頃はもう見頃を迎えておりましたが、今年は寒波の影響からかまだまだ。

恐らくここから開花に向かって成長していくと思いますので、見頃は3月中旬ぐらいでしょうか。

河津桜とはソメイヨシノなどの一般的な桜よりも約3週間早く、

ピンク色がやや濃いのが特徴です。

春の訪れを感じる、ウキウキするお花です。

藤原京大橋・河津桜①
藤原京大橋・河津桜①

 

藤原京大橋・河津桜②
藤原京大橋・河津桜②

そして藤原宮跡やおふさ観音の近くにあり飛鳥川に架かる「藤原京大橋」の側にも

このように河津桜が一列に咲く様子を楽しむことができます。

同じく見頃は3月中旬頃。

隠れた桜の名所になりつつあるスポットです。

広橋梅林①
広橋梅林①

 

広橋梅林②
広橋梅林②

「月ヶ瀬梅林」「賀名生梅林」と並んで奈良の三大梅林とされる「広橋梅林」。

広橋峠に約5,000本の梅が咲き、様々な種類の梅を楽しむことができます。

今年の見頃は3月中旬~下旬となりそうです。(詳細はこちらをご覧ください。)

明日香村・川原寺の白梅①
明日香村・川原寺の白梅①

明日香村・川原寺の白梅②
明日香村・川原寺の白梅②

その他、明日香村には至る所に白梅・紅梅の木があり、

日本の原風景を借景とした素晴らしい花を見せてくれるところがたくさんあります。

明日香村散策の際には、梅の木にも注目してみてください!

甘樫丘展望台・桜
甘樫丘展望台・桜

安倍文殊院浮御堂・桜
安倍文殊院浮御堂・桜

藤原宮跡・桜と菜の花
藤原宮跡・桜と菜の花

最後は桜のご紹介!

奈良には桜が綺麗に咲く寺社仏閣や史跡がたくさんあります。

ただ今年は、こちらのブログで書いた通り開花・見頃が例年よりも遅いようです。

なので、例年奈良中南部で比較的早く開花している

明日香村「甘樫丘展望台」、桜井市「安倍文殊院」、橿原市「藤原宮跡」をご紹介いたしました。

あと1ヶ月で桜の時期だと思うと、ワクワクしますね!

藤原宮跡・菜の花畑は3月中から見頃を迎えます!
藤原宮跡・菜の花畑は3月中から見頃を迎えます!

さあ3月が始まりました!

とはいえ、春休みと桜の時期が始まるまで(20日前後まで)は意外に混雑することもなく、

日差しが暖かい中でゆっくりと観光できる、オススメの時期でもあります。

そして下旬から4月にかけては当館一番の繁忙期!

ご予約はお早めにお願いします!

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