年に数回ある出来事のお話です。

お電話で予約を伺った際に

「とりあえず部屋を押さえてもらっていいですか?」という方がいます。

これはゲストハウスだけに限らず全てのお店に対して、

一部のお店を除き、これは絶対に言ってはいけないと思います。

今回はその理由を店側の立場から、書いていきたいと思います。

ゲストハウスはじまり・女性専用ドミトリールーム
ゲストハウスはじまり・女性専用ドミトリールーム

とりあえず部屋を押さえる=正式に決まっていないので仮押さえ、という解釈が、

一般的にお店側の認識となります。

部屋(飲食店の場合は席)を押さえるということは、他の方がいくらその部屋を後から望んでも、

その方に譲ることができないことになり、店側に大きな制約がかかります。

そのことを軽んじるような「とりあえず押さえる」という言葉は、

お店の立場として到底許されるものではないということが分かると思います。

ゲストハウスはじまり・男女混合ドミトリールーム
ゲストハウスはじまり・男女混合ドミトリールーム

「キャンセル料を払えばいいんでしょ?」という方もいらっしゃいますが、

行きたかったのに予約がいっぱいで他の宿を予約したという方がいる中、

お金を払えばOKという考え方には個人的に賛同できかねます。

行きたかった方の思いは、お金で全て解決できるものではないと私は考えるからです。

(もちろんやむを得ない事情でのキャンセルは仕方がありません。)

ゲストハウスはじまり・和室個室
ゲストハウスはじまり・和室個室

これはお店側にも言えることです。

仮押さえを簡単に受けてしまっているお店をしばしば見受けられますが、

確定しないあやふやな予約が入って、何が嬉しいのでしょうか。

とりあえず仮押さえ状態から、予約を確定させる自信がないのでしょうか。

きっと考えてくれていると淡い期待をしているのでしょうか。

お店のサービスに誇りを持って、毅然とした対応をすべきだと思います。

ゲストハウスはじまり・洋室個室
ゲストハウスはじまり・洋室個室

思えば不動産営業、特に賃貸営業マンだった頃、

物件をご案内した際には必ず「その場で白黒はっきりつけろ」と口酸っぱく言われていました。

断られたくないからかついついお客様の決断を促すことを後回しにしてしまいがちですが、

決断をせずに帰ってしまった方が、もう一度戻ってくることはほぼないと言ってよいので、

嫌われてもいいから決断を促す、背中を押すのが営業マンの仕事だと教わりました。

(よく怒られました。。。)

良いサービスを提供していると信じて当館を運営している今なら、当時の言葉がよくわかります。

仮押さえでぬか喜びをせず、本当に必要な方にしっかりとご予約いただく方が幸せだと感じます。

ゲストハウスはじまり・和室大部屋
ゲストハウスはじまり・和室大部屋

話がやや逸れましたが、

当館に電話予約をされる際「とりあえず押さえてほしい」とおっしゃったら、

「仮押さえはできません。予約が確定してから再度ご連絡ください。」ときっぱり言わせていただきます。

不快に思われるかもしれませんが、先に不快な気持ちにさせたのは電話口の貴方です。

その点、どうぞご容赦いただければと思います。

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